83-YOU ページ33
ジヨンとの撮影は、終始楽しく和やかに進んだ。
私の事痩せたって言うのに、
それ以上は突っ込んでこない。
きっとジヨンなりの気遣い。
ジヨンが撮影している姿をぼーっと眺めていた。
ドンヘ君とは違う華奢な体
ドンヘ君とは違う攻撃的な目つき
って、またドンヘ君の事考えてる！
自分の頬をパシパシと両手で叩き
意識を��今��に集中させた。
ジヨンの仕事っぷりは、前回も今回もやっぱり凄いなって思う。
撮る
ってなると、パンってスイッチが入る。
顔がジヨンからジードラゴンに変わる。
その瞬間がたまらない。
あぁ、この人のこの瞬間、そしてG-DRAGONになるとこうもかっこいいのかって。
そう思うと、
尊敬の気持ちがぶわぁーって湧く。
撮影中だってそう。
やはり今回も彼氏彼女になったつもりでって
そうなったらジヨンは
思わずドキっとしてしまうような
そんな目で私を見つめ
触れて
そして笑いかける
GD「Aとの撮影は楽しいよ」
A「ありがとう、私も楽しかった。今日もいっぱいジヨンから学んだ」
GD「俺から学ぶ？」
A「こんな男には落とされないように気をつけようって事を」
GD「うるせーよ。それより早くお互い、前に進もう」
A「………うん」
GD「ジャソンヌナ〜、Aのスマホ貸して〜」
WJ「ぇえっ？？何？？」
しっかりと返事が出来なかった。
前に進もう
進める？
ううん
今の私には前に進むなんて出来っこない
だって
未だにドンヘ君の事を毎日想ってる
もう、数ヶ月が経つというのに…
GD「俺の連絡先入れておいたから、言いたい事あればいつでも言えよ？」
A「えっ？？？あっ、うん！！分かった！」
GD「じゃ、お疲れ様〜」
そう言って、スタッフ達に手を合わせて挨拶して
行ってしまった。
WJ「なになに？？？？？？どーーなってんの！？」
A「ん〜…信頼できるオッパってところ？」
WJ「…ふ〜ん。オッパねぇ〜」
じゅんちゃんが明らかに何か聞いてきそうな感じだったから、逃げるように帰り支度をして、そのまま一旦帰宅した。
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作者名：shino | 作成日時：2017年10月20日 17時
