80-YOU ページ30
A「BIGBANGのMVの仕事…言えてなくて…言わなくちゃいけないのに、タイミングが合わなくて…事後報告みたいになっちゃって…」
サナ「うん、それで？」
A「ドンヘ君が、ジヨンとそういう仲なんじゃないかって疑っちゃうって…会えなくなるのに、疑ったまま不信感を持ったままなのは無理だって…」
サナに別れたあの日にドンヘ君に言われた事、それまでの経緯を話した。
サナ「…不器用なカップルなのは見てて思ったけど…こんな別れ方するなんて…」
A「私がいけなかったんだよね…別れてから気づいたって遅いんだけどね…」
サナ「今からでもあれは勘違いだって言いなよ！だって現に何にも無いわけだし、なんで別れてこんなに辛い想い抱えて過ごしてるの？ドンヘ君だって辛い選択だったんじゃないの？」
A「…分からない。ドンヘ君にそんなに辛い思いをさせてたなんて思ってもいなかったし…ドンヘ君は私と別れて心が軽くなったのかもしれない…」
サナ「……でも、もう一回話し位したら？少し時間が経てば、色々と見え方感じ方って違うもんでしょ？」
A「私からは言えないよ…また知らないうちに同じ事繰り返したらって…不安にもなるの…」
別れてからはドンヘ君の事を考えない日は無い。
元々毎日のように想っていたけど、
それよりも遥かに、
ドンヘ君への想いは強くなっている。
だから、何回も連絡をしてみようか
と、考えた。
でも、やはりそれは出来なかった。
連絡して何が変わるのだろうか。
だって、私は間違いを別れるまで気づけなかった。
そんな私が、もう間違わない
なんてできるの？
分からない。
だから、
ドンヘ君が私のせいで辛い思いをしてしまうんなら
離れる事で少しでもドンヘ君が楽になるなら
そうするのがいいのかなって…
少し思うようになったんだ。
サナ「うじうじA！本当に変に真面目なんだから！…はぁ、お酒はもっと少なくして！あと、もっと他の事で気を紛らしなよね！心配しちゃうじゃん！」
A「サナ……ありがとう。」
その後は仕事の話、サナの恋バナ、色々と話した。
久しぶりの親友との時間は、あっという間で、
笑って泣いて、
充実した時間に
心が満たされた。
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作者名：shino | 作成日時：2017年10月20日 17時
