75-YOU ページ25
A「……きゃーーーーーーーーーー！！！！！！！！」
GD「⁉⁉わぁっっ！！なっ、なんだよ！！」
A「やっ、やめてよ！そんな格好でいないでよ！」
GD「っっ！俺んちなんだから勝手だろ。しかも下は履いてる」
A「とりあえず、上着てよ。私がいるんだから！」
GD「エーイ…お前とじゃ何も起きねーだろ…」
A「でも！でも……ってか、早起きだね？仕事？」
GD「今から寝るとこだよ」
A「ぇえ⁉あの後1人で何してたの⁉えーーー…1人の時にしてよね…」
GD「バーカ。酒飲んでただけだよ。変な想像すんな。朝から何考えてんだよ」
私がリビングに入るなり、上半身裸のジヨンが目の前にいたから、思わず大声を出してしまった。
だって、いくら私とはいえ、一応女なのに…
A「ジヨン…。私もう少ししたら行くね。泊めてくれて本当にありがとう」
GD「昨日はAの緊急事態だったからね。」
A「ありがと……私勝手に帰るから、ジヨン寝てもいいよ」
GD「おー。気をつけて帰れよー。外出て真っ直ぐ行けば大通りだから。タクシー拾えると思うよ」
A「うん。ありがと。じゃ、おやすみ」
ジヨンはユラユラと手を振りながら部屋を出ていった。
こんな時間まで本当に1人で飲んでたの？信じられない。
お邪魔したし、片付けくらいはして帰ろーっと。
そう思い、キッチンに向かい洗い物やゴミ捨てをした。
ゴミ箱の中には、ワインの空瓶が2本捨てられていた。
一通りの片付けをして、ジヨンのマンションを後にした。
外は昨日と同じ、快晴。
気分は晴れないけど…
でも、日本に帰れると思ったら、自然と歩くスピードも上がった。
ドンヘ君は今日、何してるのかな…？
お仕事？
それともお休み？
彼の日常を知れなくなってしまったから、
余計に知りたくてたまらなくなる。
大通りに出て、タクシーを拾って空港に向かった。
空港に着き、程なくして私は日本に帰ってきた。
行きと帰りのこの気持ちの違い。
もっとルンルンで帰ってこれるかと思ってたのに……
現実は真逆で…
考えてしまうのは、
しばらくやめられそうにないな…
帰宅すると、知らないうちに眠っていた。
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作者名：shino | 作成日時：2017年10月20日 17時
