HIMAWARI-2 (ページ8)

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お父さん side you ページ8

A「はぁ⁉何勝手に！！！！」

DH「だって、たった1人の家族だよ？戻せるんなら戻るのが1番だと思うよ？分かってるくせに」

A「私には私のペースが…」

DH「Aはマイペース過ぎるところがあるから、またまた素晴らしいフォローをしたつもりだよ？」

A「もう…
でも、ありがとう。お父さん、来てくれるかな？」

DH「来てくれるよ、きっと。
もし来なくても、俺が無理やり連れて来るよ！」

A「アハハっ、ドンへってそんな事をできる人だっけ？」

DH「やれば出来るんじゃない？」

A「じゃぁ、その時はお願いね？」

結局、私はお父さんも大好きだし、
1人なのも、嫌なんだ。

だからこうやって無理矢理でも、引き合わせようとしてくれる人がいて、本当にありがたかった。

A「今日はありがとう。美味しいご飯も、お父さんも、びっくりしたけど…前に進めるかもって思えたから。」

DH「俺は何もしてないじゃん～ただデートに誘っただけ～」

A「デート⁉///」

DH「デートでしょ？」

A「デート…」

DH「まぁ細かい事はいいから！」

そう言って、歩き出したドンへ。

その後ろ姿を、愛おしい気持ちで見つめた。

やっぱりドンへは、私にとって特別な存在で。
どんなに辛いことがあっても、やっぱり好きな気持ちは消えなくて。

でも今はまだこの甘酸っぱい関係が丁度いい。
ここから一歩踏み出せずにいる弱い自分。

もう少し、気持ちの整理がついたら…強くなれるかな？

DH「A～？」

そう呼ばれることも、特別に思えてくる。

そしてドンへの元へ走った。