君は何処？side you ページ20
DH「そうだっけ…？」
A「そうだよ〜？イル君もいる時に言ったから、イル君変に思ったと思うよ？」
DH「なんだ〜でも心配は心配！居場所も隠すなんて！すごい探してたんだよ？」
A「あっ！もしかしてさっき女の子肩車してなかった⁉」
DH「してた！その子迷子になって泣いてたから、一緒に探してたんだ。」
A「そう言う事か〜ここから見てたよ？遠かったからまさかドンヘとは思わなかったけど…」
DH「やっぱ子供好きだな〜って思った」
A「前から言ってるもんね、私より子供好きなんだもんね〜」
DH「そうだね。俺、もう少しでソウルに戻らないと行けないんだ。Aはいつ帰るの？」
A「私も今日帰るの。夕方のバスに乗って行こうと思ってて」
DH「じゃあ、送ってくよ」
A「え⁉いいよ！悪いもん」
DH「ここまで探しに来させて今更遠慮なんて要らないよ〜」
A「誰も探してなんて言ってないもーん！」
DH「いいから、送ってく！分かった？」
A「うん。ありがとう」
帰り道、お礼のコーヒーを買ってドンヘの車に乗り込んだ。
久しぶりに乗るこの車。
匂いとか、置いてある物とか変わってなくて、少し嬉しかった。
A「ふふっ、変わってないね、車の中も。」
DH「そう？」
A「うん。
そう言えば、なんでここだって分かったの？」
DH「Aがここにいるんじゃないかって直感したんだよ」
A「！！！！」
DH「ってのは嘘で、昨日はソウルで行きそうなとことか探しまくって、冷静に考えたら、ここかな？って思ったんだ。」
A「ふふっ、そんなに探してくれたの？」
DH「うん、なんか置いてかれた気分になっちゃって；」
A「ありがとう。」
DH「やけに素直。」
A「うん、素直になろうって決めたんだ〜だから、私…ドンヘとのこと前向きに考えてるから。時間ある時にまたゆっくり話そ？」
DH「//////う、うん。分かった。」
真っ赤になったドンヘが可愛くて、
愛おしいって思った。
こんなに真っ直ぐ気持ちを伝えてくれて、
ぶつけてくれるんだもん。私もそれに応えなきゃね。
ヒマワリまでの帰り道はあっという間で、久々にドンヘとこんなに笑って話した気がする。
ヒマワリに着き、行ってしまうドンヘの車を見ながら、寂しいと感じた。
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作者名：shino | 作成日時：2017年2月14日 11時
