デート〜過去〜 side you ページ41
A「夜ご飯食べてく？」
DH「いいの？」
A「いいに決まってるでしょ？」
DH「やった〜」
帰りの車の中で、眠気に襲われて夢の中を彷徨ってる時に聞こえたドンへの言葉。
“ヒマワリ畑に行って、お母さんに、Aを産んでくれてありがとうって、お礼言いたいな…”
聞いてないと思ってる？
でもその言葉はちゃんと聞こえてた。すごく嬉しかった。
その後は、心地良い眠気に負けて寝ちゃったんだけど…
なんだかいつもより増して、ドンへが愛おしくて…
今日は離れたくないって思った。
帰らないで、もっともっとドンヘを感じたい…なんて思っちゃってる…
こんな事考えてるなんて…
ドンへにバレたら変だと思われちゃうかな？
でも、今日は離したくない。
DH「ご飯何？」
A「ん〜決めてない。ある物で作っちゃうね」
DH「楽しみ〜」
キッチンに向かいご飯を作っていれば、やっぱり後ろからぎゅっとしてくれる、ドンヘ。
A「どんどんご飯遅くなっちゃうよ？」
DH「ん〜」
返事になってない返事が返ってくる。
A「明日は早いの？」
DH「11時に事務所〜」
A「そっか、ゆっくりできるね」
そう言って横を見れば、ん〜と少し甘えたなドンヘで、
いいこいいこすれば、わんこみたいに目をつぶって私に体を預けてくる。
世界中のペンの人達には悪いけど…
こんなドンヘを見れるのはきっと私だけで、
そんなドンヘを一人占めしているこの瞬間が幸せすぎてたまらない。
A「はい、ご飯できたよ？運ぼ〜」
DH「俺が運ぶから、Aは飲み物用意ね〜！」
こんな仲良しな私たちの夕食は、楽しく過ぎいく。
テレビを見ながら、
私がさほど興味はないけど、この俳優さんがカッコいいと言えば、本気のチャンネル戦争が始まるし、
歌番組で女の子のグループが出ていれば、ドンヘは、この前この子に番号渡されたな〜なんて言ってきて、スマホを見せろ見せないの喧嘩になる。
それでも、5分もすればいつも通り、笑い合ってる。
お互いがお互いを信じてるし、想い合ってるのも充分すぎる程感じている。
DH「A〜、今日泊まってもいい？」
A「いいよ♪」
期待してた言葉が聞けて、上機嫌な私。
お風呂に一緒に入り、ベッドで何度も求め合い、体を重ねた。
心地良い疲労感と、隣で感じるドンへの体温に、いつの間にか深い眠りに落ちた。
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作者名：shino | 作成日時：2017年1月24日 18時
