HIMAWARI (ページ36)

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騒々しい日々～過去～ side HC ページ36

ドンへが何処からか見つけてきた“HIMAWARI”って店に、今ではメンバーで通う程になっている。

初めて行った時から、味に惚れた。

何回か行くうちに、メニューの試作品を試されたり、どんなメニューが欲しいか聞かれたり。

Aは俺らを芸能人扱いせず、普通のオッパとして接してきた。
だから、俺たちもすぐに打ち解けたのだろう。

A「ヒチョルオッパ、そんなに毎日毎日同じメニューって飽きないの？」

HC「お前のはうまいから飽きないの」

A「ふ～ん、ありがと。オッパ」

HC「もう少ししたら、ドンへ来るぞ？」

A「っっ///！」

HC「何か言えよ！w」

Aはドンへの話になると弱い。
からかい甲斐があって楽しい。
可愛い妹だ。

DH「あ～お腹減った～！A、何でもいいからご飯～！」

A「お疲れ様！何でもいいが1番困るんだよ～？もう。少し待ってて？」

Aはドンへが来ると、オーラがピンクになる。あからさまじゃないけど、ドンへにはしっかりと女の子を出す。

多分無意識だけど、ちゃんと出来てるとこがすげーところ。

HC「何お前、シャワー浴びてこなかったの？仕事のまんまじゃん。」

DH「ん？会いたくてそのまま来ちゃったんだよね～」

HC「お前は…余計にバレやすいだろーが」

DH「そっか…そうだよね！どうしよ！」

HC「バカかよ！wまぁ、今は客いねーし、大丈夫なんじゃね？」

DH「あっ！後でシャワー借りよ～♪」

ドンへはドンへで幸せオーラ全開。それはそれで喜ばしい。

この2人には似たような辛い過去がある。
だから余計にお互いの気持ちが分かり合えるんだろう。
だから付き合って間もないけど、絆は深い。俺はそう思えた。

EH「お邪魔～って、やっぱり2人もいたの？」

DH「あっヒョク～！A～ヒョク来たよ～！」

パタパタと走ってキッチンから出て来たAはニコッとヒョクに笑いかけた。

A「ヒョクオッパ、お疲れ様！皆んなと同じ物ならすぐ出せるよ～」

EH「おう、じゃあそれでお願い」

ヒョクも隠してるけど、Aに惹かれてる。ずっと気持ちを隠していくだろう。
ドンへと親友だし、2人の仲を見せられたら…なぁ？…辛いけど、それを選択したヒョクの気持ちを汲んで何も言わずにいる。

A「お待たせ～！」

DH「ありがと～うまそ～！」

HC「いただきます」

EH「いただきっ！」

今日もうまい晩飯だ。