久しぶりの来店 side DH ページ33
A「だから、キュヒョナ笑いすぎ！」
俺を抜いた4人のやり取りが、可笑しくて…
少し怒ったような顔も、少しはにかんだ笑顔も、愛おしさを感じるには充分だった。
EH「ところで、今日バイトは？いないの？」
A「ちょっ、ヒョク、何で今言うの⁉」
HC「バイトってなんだよ？」
気になってた話を、ヒョクが切り出した。
A「後から…来るよ」
HC「バイトなんて聞いてない」
A「怪我してから、雇うようにしたの！」
イル「お疲れ様でーす」
A「あっ、イル君！まだ奥でゆっくりしてていいよ！」
HC「バイトってあいつ⁉」
イル「あっ！お疲れ様です！ドンへヒョン、初めまして。」
DH「？？初めまして…」
EH「イル、お前まだ働いてたんだな」
イル「はい！ヌナのお店、流行ってるんで」
A「ヒチョルオッパ、文句なら聞かないからね」
HC「は⁉お前な、何でバイトなんだよ！雇わなくてもお前ならやっていけるだろ！」
A「色々考えた上で決めた事なの！だからいいの！イル君はヒマワリの仲間なんだからね！」
イル「よろしくお願いします！」
“イル君”。Aがそう呼ぶこの子が、ヒョクが言ってたバイトの子なんだ。
笑顔が懐っこい爽やかな顔立ち。アイドルって言われても違和感ない。
Aも心を許してるのが伝わる。
はぁ〜…嫉妬しちゃうな…
EH「おい、イル、客来るまでお前もここで食えよ！」
HC・KH「えっ⁉」
イル「いいんですか⁉お邪魔します」
A「ちょっ、ちょっとヒョクオッパ〜」
EH「俺らはこれからもここ通うし、どうせなら仲良くなったほうがいいだろ？」
A「うん…まぁ、そうだけど…」
そんな中、イル君はちゃっかり座り、もう食べる気満々だった。
KH「イル、日本語は？少しは上達したの？」
HC「日本語〜？」
イル「この前、ここで少しだけ教えてもらったんですよ」
A「そんな事してたの⁉」
イル「そうだよ〜！日本語って覚えておいたほうがいいんだって！」
A「そうなんだ！イル君って勉強苦手じゃなかった？」
イル「う〜ん…ヌナよりはマシじゃない？ヌナだって勉強できないじゃん」
A「そうだけど…」
KH「くくっ、Aってやっぱり勉強できないんだな、想像通り」
A「想像通りってどう言う事⁉ひっどーい！」
HC「お前は料理が出来るから充分じゃねーか」
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作者名：shino | 作成日時：2017年1月24日 18時
