バイトのイル君 side EH ページ19
開店と同時にヒマワリにやって来た。
開店前に行くと、Aはすげー怒るから；苦笑
まぁ、感情をそうやって出してくれるのは嬉しいことだけど。
お店に行けば、すでにいい匂いが漂っていた。
奥から出て来たAは右足を少し引きずるように歩いていた。
EH「足、どうした？」
A「あぁ、ランチタイムの時に捻っちゃって；苦笑 軽い捻挫だったから大丈夫だよ？」
KH「Aが怪我なんて珍しいね。本当に大丈夫？」
A「大丈夫だよ〜1週間もすれば痛みも引くって、病院で言われたし」
大丈夫って言っても、料理とか運べんのか？
A「あっ！今日煮込みハンバーグあるけど、どう？」
EH「え⁉まじ〜？食べるに決まってるだろ〜」
KH「俺は、ビールと適当につまめるもの。」
A「……可愛くない奴」
KH「別に可愛さ求めてないから」
そんな会話をしていたら、キッチンから意外な人物が出てきた。
イル「ヌナ〜何か手伝う？」
A「あ、イル君、後で運ぶの手伝ってくれる？」
イル「あっ、お疲れ様です！いらっしゃいませ！」
EH「お疲れ様…」
KH「…お疲れ様〜」
おいおいおい。なんでイルって奴がエプロン姿でここにいるんだ？
昨日の今日で何があったんだ？
Aはキッチンに行っちゃって何も聞けないし、イルって奴本人に聞くのも何かな…
EH「何でだと思う？」
KH「イルの事ですよね？」
EH「昨日は客で、しかも偶然ここに来たって言ってたよな？」
KH「…あれ、完全にバイトって感じだよね」
EH「はぁ〜だよな？なんでAは、ああなんだ？なんで何も言わねーんだ？」
KH「ぶはっ！そりゃ言わないでしょ！ヒョンも、ヒチョルヒョンに似て来てますよ」
EH「はぁ…俺も過保護オッパの仲間入りかよ」
バイトを雇うのはいいんだよ。素性の知れない奴よりは、幾らかマシだし。
でもイルって奴は、Aの事を少なくとも幼馴染以上に見てる。
これは単なる俺の勘だけど…
イル「あの〜…お疲れ様です。疲れてるところすいません。少し聞いてもいいですか？」
EH「いいけど…」
イル「俺の日本語聞いてほしいんですけど…」
EH・KH「へ？」
イル「俺、w4(ダブルフォー)ってグループで活動してるんですけど、日本語って覚えておいた方がいいって聞いて、勉強してたんです。でも、ちゃんと出来てるかわからなくて；」
EH・KH「え？」
イル「あっ、お疲れですよね…すいません」
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作者名：shino | 作成日時：2017年1月24日 18時
