寒い日の side you ページ2
EH「う〜さっみ〜！あ、ヒョンお疲れ〜」
HC「お、ウニョギ〜お前もこんな寒い日にここに来るなんて、相当暇だな」
EH「ヒョンもでしょ？練習終わってすぐいなくなったと思ったら、ここにいたんだね」
A「はい、ホットチョコ。寒かったでしょ？」
EH「おっ、サンキュー気がきくじゃん！珍しく」
A「は？珍しく？」
出したホットチョコを下げようとすると、慌ててゴメンゴメンと謝り一口飲んだ。
EH「あ〜あったまる〜」
A「ヒョクオッパ、おじさんみたいだよ」
EH「うるせーな！ほっとけ！」
HC「なぁ、ヒョク、Aにいい加減ドンヘと話しろって言ってやってよ？何度言っても聞かねーんだよ」
そんな話が始まったから、プイっと横向いて開店準備を始めた。
ヒチョルオッパは、定期的にこうやってドンヘと話せって言ってくる。
話すことなんて何もないのに…
私は見たんだもん…
だからそれが答えでしょ？
それ以外にないじゃん…
EH「ヒョン…その話は…；Aの気持ちもあるしさ？」
ヒョクはこうやって、無理にやろうとしない。
ヒチョルオッパと優しさも
ヒョクオッパの優しさも
どっちも伝わってる。
でもこれは、ドンヘと私のお話。
今はまだ、ドンヘと話す勇気も、ドンヘに合わす顔もない…
私たちは、3年前に付き合い始めた。
すっごく仲が良くて、自分でも思う位バカップルだった。
ドンヘがあんな事をする人だなんて、思いもよらなくて…ドンヘからは想像できなくて…
そう、1年前のクリスマス。お店を閉めた後、こっそりドンヘの部屋に向かった。プレゼントと、2人分のケーキを持って。
エレベーターでフロアに着き、玄関に向かおうとした瞬間。
玄関が開いた。
中からは、綺麗なロングヘアをなびかせたモデル風の女の子が甘ったるい声で、
メリークリスマス、ドンヘオッパ、
そう言って出て行った。
慌てて隠れた私は走って家に帰り、ドンヘに
簡単にみた光景と、別れる
ってメールした。
私の中のドンヘとの恋愛は、ここで終わっていた。
それからは、あのモデルとはかけ離れた自分の体型や顔にイライラが溜まって…お店も休むし、クラブに通うしで…
最悪だった。
そこで何度か”一夜限り”なんて事もした。
だから…
何となく…
ドンヘと顔を合わせづらい。
何もうまく進まない。やった後から後悔した。
そんな時に、側にいてくれたのが、ヒチョルオッパとヒョクオッパだった。
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作者名：shino | 作成日時：2017年1月24日 18時
