Rain-3 (ページ13)

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再会 side YOU ページ13

キュヒョナは、2人で話しなよ。とお店を出て行った。

今でも変わらず大好きなドンヘに会ったら、私はどうなってしまうんだろう…

静かに扉が開き、見ると、ドンヘが立っていた。

久々に見るドンヘは少し疲れた様子で、少し痩せたように見えた。

私を見て驚いたかと思えば、私を抱きしめた。

久し振りのドンヘの温もり、変わらないたくましい体に、匂いに、溢れそうになる涙を堪えるのに必死だった。

パッと、体が離れたかと思えば、優しく両手で顔をを包まれて、ドンヘに見つめられる。

切なそうに笑うドンヘは、すごくかっこよかった。

ドンヘに今までの事を、本当の事を話した。
話したところで、私はどうしたいのだろう…
色々な感情が交差する。

DH「Aが守ってくれたから、SJは今も変わらずだよ。今度は僕にAを守らせて？」

そう言って、私の瞳をじっと見つめてきた。

A「でもそれじゃあ、一緒だよ…また同じ事があったら…」

DH「大丈夫だよ…同じ事なんて起きないから…」

A「起きないなんて分からないよ！事務所内でも写真が撮られてるんだよ⁉それじゃあ、別れた意味がなくなっちゃうじゃん…」

怒りとか、悲しみとか、悔しさとかいろんな感情が入り混じって、涙が止まらない。

DH「Aがしてくれた事を無意味になんてしない。もし、Aが戻ってきてくれるなら…僕たちの事、公表する」

まっすぐなドンヘの視線に、本気なんだって分かった。

DH「僕の事まだ好きでいてくれてるなら、もういなくならないで…あんな想い、もうしたくないよ」

A「うぅ…ごめんなさい…辛い想いさせてごめんなさい」

泣きじゃくる私に、ドンヘは背中をポンポンとしてくれた。

DH「Aには言えない理由があったんだから、もういいんだよ？謝らないで？僕たちの事守ってくれて本当にありがとう。
メンバーにもちゃんと話そう？みんながいれば乗り越えれるよ！みんなAがいなくなって、すごくショック受けてたんだよ？それ位、Aはみんなに愛されてるから」

A「ドンヘ…」

DH「もう一回、僕と付き合ってくれませんか？」

A「…うん！」

そう言って、2人とも泣きながら笑ってキスをした。

そして今は、メンバー全員と宿舎に集合している。

ドンヘが早く公表したいからって、メンバーを強引に呼び集めた。
みんないるのにドンヘはさっきから、くっついて離れないでいる。