Rain-3 (ページ10)

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決心 side YOU ページ10

キュヒョナから毎日メッセージが来るようになった。

キュヒョナってこんなにマメだっけ…？

内容はくだらない事から私を心配する内容。たまに、今日のドンヘヒョンはこうだったと、ドンヘの報告をしてくる。

キュヒョナと再会してから、もうすぐ1ヶ月がたとうとしていた。私はなかなかドンヘに会いに行けずにいた。

マネージャーにドンヘと別れると言って日本に戻った手前、またドンヘと会って自分の気持ちにブレーキをかける自信がなかった。

今日もバーの仕事に向かう。今はフリーでスタイリストをしながら、週に数日、夜はバーで働く忙しい毎日。

キュヒョナが来た日、泣いた私を見た店長は何も聞いてこなかった。でも、どうして良いか分からない私は店長に相談した。ドンヘとの今までの事も話した。

店長『何をそんなに我慢することがあるのか、私には分からないな。』

A『私1人の行動で色んな人に迷惑がかかるんですよ…』

店長『我慢してAは前に進めたのかい？もう半年は経つんだろう？進めていないなら、話だけでもするべきじゃないか？』

A『会って話したら、気持ちを止める自信がないんです』

店長『それはそれでいいじゃないか、それがAの気持ちだろ？ドンヘ君も子供じゃないんだ。この半年で彼も色々考えて感じた事もあるだろう。』

A『うーん…もし元に戻ることになってもいいんですかね？』

店長『それは分からないな。2人の気持ち次第だろ？信頼できる仲間がいるんだったら、その先の心配な事もきっと助けてくれるんじゃないか？』

A『信頼できる仲間か…』

キュヒョナが、メンバーで支えると言っていた事を思い出した。

私は、ドンヘに会いに行く事を決めた。

それからは仕事調整をして、早めの夏休みをもらい、夏の始まりに韓国に向かった。

久々の韓国の空気。
変わらない街並みに安心した。

すぐ、キュヒョナに連絡をした。

A「あ！キュヒョナ？今大丈夫かな？」

KH「どうしたの？電話なんて珍しい」

A「今、ソウルにいるの。」

KH「え⁉今⁉」

A「そう、今！w」

KH「なんで事前に連絡くれないの？」

A「…ごめん；忘れてた」

KH「そこ忘れる⁉ホント抜けてるよね！ヌナって！」

A「で、急なんだけど、今週ドンヘとご飯にでも行ける日ないかな？本当の事、話そうと思って」

KH「もう…分かったよ。聞いてみるよ。また連絡するから」