再会 side D ページ14
そんな中、ヒョク、シウォン、キュヒョン、僕の４人で練習室でゴロゴロしながら話していた。
SW「日本、どうだった？」
D「あぁ…うーんと、ダメだった、会えなかったよ」
KY「え？誰にですか？彼女でもいるんですか？」
すかさずキュヒョンは突っ込んでくる。
D「違うよ〜彼女なんかじゃないよ、……好きな子が日本にいるんだ」
KY「え！最近の機嫌のアップダウンはそれが原因ですか?」
D「うん、まぁ、そうなるね」
E「でも、まだドンヘの中で始まったばっかりなんだし、前向きにAちゃん探し、がんばろうよ！」
SW・KY「Aちゃん⁉⁉⁉」
D「???そう、A。何〜?もう、びっくりするなー」
２人が急に大きな声でAの名前を呼ぶからびっくりしてドキドキしていた。ヒョクなんて声も出ない程に驚いて心臓のところに手を当てていた。
SW「いや、その、それが昨日、新しいスタイリストが」
コンコン
ジウ「入るよーー！ねードンヘとヒョクチェいるー?」
シウォンが話してる最中、突然ジウさんが練習室に入って来た。その後ろには、女性が１人…２人…
僕はジウさんの言葉に返事なんてできず、ただ後ろについて来ていた女性から目が離せなかった。
1番最後に入って来た彼女。
そう、その彼女はAだった。
周りなんて見えなかった。Aしか目に入らなかった。日本で会えなかった事で落ち込んでいた僕は、目の前に現れたAに、ドキドキしっぱなしで、座ってたから良かったものの、立っていたら倒れてたかもしれない。ヒョクもシウォンもキュヒョンもすごい動揺してたw
ジウ「え？何？あんた達どうかしたの？」
ジウさんは固まった僕たちを冷めた目で見て来た。
KY「いえ、なんでもないです。急に入って来たんでびっくりしちゃって」
ジウ「そう？ごめんね、あ！そうそう！ウネに紹介するね！昨日から2週間スタイリストのヘルプで日本から来た子たち」
まき「まきです。初めまして。短い期間ですがよろしくお願いします」
Aの先輩かな？まきさんという女性が挨拶をしてきた。
話し終わると、後ろにいたAが一歩前に出てきた。
ふっと顔を上げニコッとあの時と同じ、向日葵みたいな笑顔をしていた。
A「初めまして、ドンヘさん、ヒョクチェさん。Aと言います。よろしくお願いしま…？？？」
挨拶が終わる前にAの表情がみるみる驚きに変わっていった。
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作者名：shino | 作成日時：2016年11月22日 17時
