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【ブクロside】
俺の誘いを断られたその瞬間、
あ…この子そこら辺の女とは違うって気づいた。
出待ちのときもそんなベタベタせんかったし。
でもなんでやろ…
あの子のことが頭から離れんねん。
手を伸ばし掴もうとすればするほど
するっと逃げていく……
俺のもんにしたい。
すぐヤって捨てるんやなく、
ずっと俺のもんにしたいって思ったんや。
だから俺はラインで呼んだ。
ブクロ言いたいことあるから
近くに来てくれへん?
Aわかりました。
それで俺んちの近くで告白した。
「俺と付き合ってくれへん？」…ってな。
Aは驚いた顔で
私でいいんですか？って。
Aが俺のこと本気にさせたんや。
Aしかおらんねん。
【Aside】
ブクロさんに告白された。
『俺と付き合ってくれへん？』と。
正直、呼ばれたときからそんな気はしてた。
でも付き合ってだなんて本当かな？
疑ってたけど
ブクロさんの真剣な眼差しで
その想いは伝わった。
「私でよければ……」
『Aがええねん』
そして私たちは付き合いだした。
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作者名：RX-00 | 作成日時：2021年5月14日 23時
