LUCKY STRIKE (ページ5)

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そんなAの姿に俺は気づかされたんや。

誰にも媚びないAと一緒におる時間が
長ければ長くなるほど、

俺もまた…

そんなAとおる時間が心地いいって感じた。

今までの俺を知ってる奴らがこれ知ったとき、
気持ち悪ってなるよな。

まぁ言いたい奴には言わせとけ。

これから先、
俺を満足させられる女はAだけ……

「ブクロさん？聞いてます？」

「…ごめんごめん……でなんや？」

「もー！だから可愛い女の子紹介してください！
なんならブクロさんがヤった女の子でもいいですよ？」

「いや、自分で探せ。お前しつこいなぁ…」

「ブークーローさーんー！」

俺は後輩と別れ、Aんちへと歩いた。

((ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ…

『？……誰だろ…』

((ｶﾞﾁｬ…

『えっ……ブクロさん…』

「Aに会いたくなったんや。……はよ準備して」

『…準備って？』

「今日も俺んち泊まって」

『でも…』

「嫌なら俺帰るけど…」

『…ちょっと待っててくださいっ』

ははっ…そこは断らんのや。

タクシー呼んで俺んちへと走らせた。

「……ブクロさん？」

『なんや？』

「…やっぱりなんでもないです」

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