さよなら 白きドラゴン ページ36
トリコ視点
あの音が聞こえなくなった
ト「…俺たちは何を…？」
ト「あ…うわ…」
ボロボロの僕を見てみんなが下がっていく
赤い目も緑になっていた
そして 下へと落ちていく
痛む身体を必死に言い聞かせ起き上がった
アトルはどこ
下を見ると倒れている
下に降りて鼻を擦り付けたりしてみるが起きない
ト「アトル…」
僕はアトルをくわえて外に出る
塔がボロボロと崩れていく
せめて…せめて彼女だけは…
僕は助走をつけて
塔から飛び降りた
翼を広げて空を飛ぶ
途中で死んだはずのあいつを見つけた
角は折れて尻尾と足が片方なくなっている
ト「…お前 どうかその子を村まで…!」
ト「!……わかった」
そして崖つかまる
ト「アトル…」
呼びかけても彼女は起きない
僕は彼女を飲み込み村へと翼を羽ばたかせた
・
村へ着くとみんなが僕を警戒した
僕はアトルを吐き出して村人達の方へと押した
『ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…』
「アトル!」
村人の一人がアトルを抱き上げ連れて行った
これで…これでよかったんだ…
僕はすぐに周りの人間に威嚇した
『……トリコ………………ここから出でいけ』
ト「アトル…」
『早く…出ていけ…………トリコ…………』
それが彼女の優しさだったことはすぐわかった
彼女は最後に僕へと花を投げた
僕は立ち上がり巣へと飛んでいった
『さよなら…………トリコ…………………』
アトルからもらった水色のワスレナグサをくわえて
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ワスレナグサ 花言葉
「真実の愛」『私を忘れないで』
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グレー - すいません 泣かせる気はなかったのですが…○ッキーさん泣けましたよね (2017年1月3日 23時) (
レス) id: b40daec4c8 (このIDを非表示/違反報告)
urukuru - 泣かす気ですか！？さっきポ○キーさんの見て泣いたのに…許す！！！ (2017年1月3日 21時) (レス) id: 4b0dbadb93 (このIDを非表示/違反報告)
グレー - ありがとございます (2016年12月30日 14時) (レス) id: 880746f27a (このIDを非表示/違反報告)
ルル - 更新頑張って下さい (2016年12月30日 5時) (レス) id: 1c148d2577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グレー | 作成日時：2016年12月22日 0時
