幸せは鬼によって。 ページ30
もうすぐAの家か。
そう、義勇が思っていた時、鬼がいる気配がした。
おそらくこの近く_____。
Aの手を離し、刀に手を置く。
鋭い目であたりを見渡し、Aにこう告げる。
「この近くに鬼がいる。
俺は鬼を斬ってくる。
‥‥‥‥だから決して此処から離れるな」
そう言い、義勇は走っていった。
Aは恐怖心で青ざめていたが、先程まで義勇が握っていた温かい手を、そっと胸にあてる。
冨岡さん。
お願い、無事でいて____。
ギュッと手を強く握ってAは願う。
____まさかAの近くに鬼がいるとも知らず。
___________________________
鬼は思ったより遠くにいたため、Aと義勇は少し遠くにいた。
(‥‥‥‥いた)
義勇は鬼を見つけると、直ぐ様刀を抜き、素早く鬼を斬る。
水の呼吸 捌ノ型 滝壷
地面に鬼の顎を打ち付け、義勇は周りを見る。
(‥他には鬼はいないな)
刀をしまい、Aのところに戻ろうと後ろを振り返る。
その時義勇の耳に小さな悲鳴が聞こえた。
「‥この声は‥‥」
_____Aの悲鳴だ。
そう認識した途端、義勇はAのいる場所へと足を動かした。
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ひいらぎ・いろ(プロフ) - 英里さん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです! (2020年5月16日 21時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
英里(プロフ) - こんばんは!初めて読みましたが、とても面白かったです!前投稿されてるものも読んでみようと思います! (2020年5月16日 21時) (レス) id: e68df76455 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ・いろ(プロフ) - 澪さん» ありがとうございます!嬉しいです! (2020年5月6日 8時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 完結おめでとうございます!ハッピーエンド最高です! (2020年5月5日 21時) (レス) id: 4fa03405f9 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ・いろ(プロフ) - しろなさん» 見ていただきありがとうございます!テスト終わったらまた更新させて頂きます!(テ、テスト‥‥(泣)) (2020年2月9日 11時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひいらぎ・いろ | 作成日時:2019年11月4日 9時