満たされるこの心は。 ページ29
それから随分と話し込んだAと義勇は夕日が沈むまで時間を忘れていた。
義勇が「送ってく」と言ってまたAの手をひいて歩いた。
暫く歩いていると、ふと手を繋いでいる手がとまった。
A‥‥?
と、義勇が後ろを振り返るとそこには少し顔を赤くして俯いているAの姿があった。
『えっと‥冨岡さん。今日は本当にありがとうございました。楽しかったです!』
Aは、御礼を言うタイミングを何度か逃していた為、少し緊張していたのだ。
その様子に義勇は目を細ませ「そうか」と微笑んだ。
実は義勇が緊張していたのは、理由があった。
Aが生き返る前の頃の記憶を思い出してほしい、と思っていたからだ。
忘れられたくなかった義勇は、少しばかりその事を気にしていた。
Aの記憶を取り戻そうと義勇は焦っていたが、Aのその笑顔を見て安心したのか緊張がとけた。
ギュッとAの手を握って義勇は幸せそうに帰り道を歩いていた。
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家の近くにつく頃には夕方から夜に変わっていた_______。
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ひいらぎ・いろ(プロフ) - 英里さん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです! (2020年5月16日 21時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
英里(プロフ) - こんばんは!初めて読みましたが、とても面白かったです!前投稿されてるものも読んでみようと思います! (2020年5月16日 21時) (レス) id: e68df76455 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ・いろ(プロフ) - 澪さん» ありがとうございます!嬉しいです! (2020年5月6日 8時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 完結おめでとうございます!ハッピーエンド最高です! (2020年5月5日 21時) (レス) id: 4fa03405f9 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ・いろ(プロフ) - しろなさん» 見ていただきありがとうございます!テスト終わったらまた更新させて頂きます!(テ、テスト‥‥(泣)) (2020年2月9日 11時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひいらぎ・いろ | 作成日時:2019年11月4日 9時