起きない。 ページ12
「起キロ!!A、起キロ!!」
さっきから、Aの鎹鴉がけたたましく叫んでいる。
不「だあああ!!うっせぇんだよォ!!!!」
俺の屋敷に着いたときには、コイツは眠っていた。
最初は、疲れただけかと思ったが‥‥。
もう、二日たった今も起きねェ。
不「‥おい、今日の午前までに、コイツが起きなかったら、俺ァ、Aを蝶屋敷に連れてくぞ」
「駄目ダ!!Aニ、誰ニモ言ウナ言ワレタダロ!!」
不「知るかぁァ!!それに、コイツ、もう二日も起きねェんだぞォ!!このまま、起きなかったら、テメェ、どうするつもりだァ"!!」
それに、今日は柱会議がある。
「ウルサイ!!Aハ、絶対起キテ、マタ元気ニナルンダ!!
Aノ事ナンテ、お前ナンカニ分カルカ!!」
不「あァ"?テメェ、さっきから言いたい放題言いやがって!!ブチ殺してやらァ!!」
斬りかかろうとした、その時、玄関の戸を叩く音がした。
不「誰だァ!!こんな忙しい時によォ!!」
冨「‥すまん。」
不「冨岡、テメェ、何の用だァ!!」
冨「‥Aが何処にいたか知らないか‥?」
不「‥知らねェな‥‥。アイツに何か用かァ?」
冨「‥いや、今日、合同任務に来てなかったから、Aの屋敷に行って見たんだが‥。」
不「‥‥知るかよォ。」
俺はそう言って、戸を乱暴に閉める。
やっぱり、もっと早くに蝶屋敷に連れてりゃあ良かったんだァ。
_____『不死川さん!!今日、おはぎ作ってみたんです!!食べてみて下さい!!』
_____『不死川さん、今度、一緒に甘味処に行きませんか!?すっごく美味しいおはぎを見つけたんです!!』
「‥頼むから起きろよォ。」
___________
柱会議があるから、俺はAを鎹鴉に任せて出掛けた。
あの後も、結局、アイツは起きなかった。
胡「Aさん、遅いですねぇ。もうすぐ会議が始まりますが‥‥、Aさんが会議に遅れるなんて事、今までにないので心配ですね‥。」
冨「‥‥今日の合同任務にも来なかった。それに、Aの屋敷も留守だった‥。」
蜜「Aちゃんに何かあったのかしら‥‥」
その時、お館様が来た。
だがお館様は、いつもと違い、少し寂しそうな笑顔だった。
会議は、いつも通りに始まった。
その時、お館様は、何故かいないAの事については、何も触れなかった。
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ひいらぎ・いろ(プロフ) - 英里さん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです! (2020年5月16日 21時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
英里(プロフ) - こんばんは!初めて読みましたが、とても面白かったです!前投稿されてるものも読んでみようと思います! (2020年5月16日 21時) (レス) id: e68df76455 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ・いろ(プロフ) - 澪さん» ありがとうございます!嬉しいです! (2020年5月6日 8時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 完結おめでとうございます!ハッピーエンド最高です! (2020年5月5日 21時) (レス) id: 4fa03405f9 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ・いろ(プロフ) - しろなさん» 見ていただきありがとうございます!テスト終わったらまた更新させて頂きます!(テ、テスト‥‥(泣)) (2020年2月9日 11時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひいらぎ・いろ | 作成日時:2019年11月4日 9時