特別 ページ30
赤「…」
「まぁ、そういう訳やから」
赤「…」
「これ以上亮ちゃんにちょっかい出さんといてな？」
赤「…」
そん週の事やった
亮が俺に断りの返事言いに来たんは…
「ごめん…すば る君…
俺、コイツと付き合う事にしてん…」
開店準備中に男と２人で来た亮は
ずっと俯いたまんまやった
赤「そか…そんなら、しゃーないわな」
「ごめ…」
赤「ええて」
ごめん…ってちっさい声で何べんも謝って
そんでも顔は俯いたまんま
「もうええやろ？行こ、亮ちゃん」
「…」
「じゃ、お邪魔しましたぁ」
男に手握られて出口に連れてかれる亮が
ほんの一瞬だけ振り返った
赤「っ…」
亮……
お前、何で泣きそやねんっ…
ﾁﾘｰﾝ…
「っ」
「あれ？もしかしてコレ亮ちゃんの作った時計？」
出口んとこに掛けられた時計が鳴り出すと
男がそれを見上げた
「……あの人にあげたん？」
「世話ん…なったから…」
「ふーん…珍しね、亮ちゃんが人に自分の時計あげるやなんて」
「…」
「俺がどんなに頼んだって、腕時計すらくれへんのに」
赤「っ…」
「もう……ココには来んでね？」
「…」
亮は何の返事もせんと俯いたまんま
「じゃ、今度こそお邪魔しましたぁ」
「…」
グイッと亮の手ひいて出てく男の後を
亮はただ黙ってついてった
赤「…」
亮は…どんな気持ちで俺に時計くれたんやろか…
掛け時計は…？
腕時計は…？
他のヤツにはやらんのに
何で俺にはくれてん…
なぁ亮…
俺…少なからずお前の"特別"やったって…
思っとってもええんか…？
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Dslove(プロフ) - ﾂﾌﾞｻﾆｺｲでは感想を書けなかったのでこちらで失礼します。LIFEで感動したのにﾂﾌﾞｻﾆｺｲで渋谷さんと関係をもった事にがっかりしました。相手が弱ってるからそばにいたい、支えたいって腹が立つ。読んだ事をなかった事にしたいくらいです。 (2019年4月7日 3時) (携帯から) (
レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
もか(プロフ) - これからも小説は続けられるとのことなので、どこかで拝見できるのを楽しみにしております！長々とコメント失礼いたしました。 (2018年7月29日 6時) (レス) id: 0bb6dc00f2 (このIDを非表示/違反報告)
もか(プロフ) - きっちょさん、はじめまして。いつも楽しく拝見しております！先程、きっちょさんが退会されたと知りとてもとても寂しくてこちらにコメントさせていただきました。過去の作品を何度も読み返すぐらいきっちょさんの大ファンです！ (2018年7月29日 6時) (レス) id: 0bb6dc00f2 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょ(プロフ) - 青菜はやとさん» ありがとうございます//無事完結しました(涙)またはやとさんと同じ空間で同じ時間を過ごせる事がとても嬉しいし、待ち遠しいです!はやとさんも大変な中でのUPありがとうございます、楽しく読まさしてもらってます//きっと笑い合える日が来ますよねっ!きっと…きっと… (2018年7月1日 20時) (レス) id: de76b3147d (このIDを非表示/違反報告)
きっちょ(プロフ) - kukuさん» 今回もお読みいただきありがとうございました//次はtornさんですっ。またのんびり更新になってしまうと思いますが、読んでいただけたら嬉しいです♪ (2018年7月1日 20時) (レス) id: de76b3147d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きっちょ | 作成日時：2018年5月19日 11時
