式神生活〜ふわふわぽむぽむなキミ〜

守るという事 ページ45

〜酒呑童子side〜

酒「お前んとこのじじぃ来るまでは時間稼ぎせんとなっ」

10分…いや、5分か？

力使うと街ぶっ壊してまうからな
とにかく逃げ回るかっ

ブンッ!!

酒「おっ!!(汗)」

デ カイ割りに俊敏やなおっさん…(汗)

「…ｸﾝｯ」

酒「ふっw大丈夫や…」

心配そうに懐から見上げとるヤツの頭撫でとると
こん棒が頭部をかすめたっ…

酒「ッ!!(汗)」

強烈な風圧で吹き飛ばされて窓に打ち付けられる

ガシャンッ…!!

酒「っつー…」

「…ｸﾝｯ…ｸﾝｯ(汗)」

酒「大丈夫…大丈夫やから…っ」

抱きしめとったお陰か…
コイツには怪我ないみたいや…

酒「ちっとよそ見しとっただけやから…」

全く…ほんま厄介やな…

何もなかったらなあんなおっさん簡単にぶっ倒せるんに…

「…ｸﾝｯ(汗)」

お前やったらあんなん…一瞬で終わるやろにな…


全く…守るって…難儀やな…九尾



血がダラダラ出とる頭に手ぬぐい巻いて立ち上がる


酒「さて、もう一踏ん張りやなっ」

屋根から地面に飛び降りるともう一度懐を抱きしめ直す

酒「もう少しだけここで我慢しとってなっ」

「…ｸﾝｯ(汗)」


はぁー…そんな可愛ええ顔で見んなや…
アイツに返したなくなるやんけ…


っと…

バーンッ!!

倉「開いたーっ!!」



酒「っ!!」

結界札が貼られた窓ガラスが突然開いたっ

酒「あのアホっ!!(怒)」


ズズ…


あかんっ!!…マズイっ(汗)


「お前…旨そうやな…♪」


伸ばされた腕と同時に懐から飛び出していく塊…


酒「行くなっ!!九尾っ!!」


人に変体すると窓に覆い被さるように背を向けた…


ザシュッ…!!


酒「っ…」


一瞬にして巨大な鬼の手でえぐられる背中…


噴き出す…赤い…滴…




酒「ぁ…ぁ…ぁぁ……九尾ーーっ!!」




目の前で力なく倒れていく姿に我を忘れた


酒「オノレガァァァァーーっ!!(怒)」


本来の姿に変体して身構えるっ


ガシッ!!


酒「あﾞぁぁーっ!!離せッゴラァー!(怒)」

後ろから結界札貼られて羽交い締めにされ身動きとれん俺の頭をコツンと叩く

爺「夜中や…静かにせぇ」

酒「じじぃっ(怒)」

爺「ばぁさんは九尾んとこ行ったってくれっ」

婆「あいよっ」

爺「丸はソイツしっかり持っとけよ？」

丸「えー…無理やと思うでぇ(汗)」

爺「１分掛からんっw」

丸「ほーい…(汗)」

酒「んﾞー(怒)」

結界札のせいでビクともせん稲荷狐

丸「あんま暴れんでや…(汗)」



爺「ワシの大事な孫に手ぇ出しよって…
ただでは帰さんぞ…？」

怒り→←良かった…

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