式神生活〜ふわふわぽむぽむなキミ〜

優しい子 ページ19

バフッ!!

倉「はぁー…久しぶりの仕事疲れたぁ…」

そんな働いてへんけど…w


倉「…亮ちゃん…ギュッてしよ？」

「…///」

ポンッ!!

部屋に帰りベッドにダイブして寝転がる俺の横で亮ちゃんの姿へと変わるふわふわ…

倉「亮ちゃん…♪」

ベッドの端っこに座っとる亮ちゃんを後ろから抱きしめてうなじにキスをおとす

倉「そう言えば…
亮ちゃん凄いなっ、未来が分かるんや？」

万馬券当てるとかっ凄いわぁw

「俺ちっさい頃から空狐のじぃちゃんに鍛えられて近い未来なら千里眼で見えんねんっ」

倉「凄っ!!w」

千里眼って…さすが九尾…w

倉「九尾ってみんなそうなん？」

「いや、ふつう千里眼は空狐や天狐になってから身に付くもんやから…俺は特殊やと思う」

倉「へー…そうなんやぁ」

やっぱ亮ちゃんて強いんやなぁ…

倉「でも…何でおっちゃんに当たり馬券教えてあげたん？」

おっちゃんとは初対面やろ…？
親しくもない間柄やのに…何で？


俯きながら亮ちゃんが呟く…


「あのおっちゃんの奥さん病気やねん…」

倉「え…？」

「たぶん…あと１年保たんと思う」

おっちゃん…そんな事一言も…

倉「やから…教えてあげたん？」

「鞄に指輪の本入っとったから…」


(これで結婚記念日に嫁さん孝行したれるわ///)


…っ!!


倉「亮ちゃん…買うてあげたかったんや…？」

「…ｺｸﾘ」

倉「優しいね…亮ちゃん」

亮ちゃんの華奢な肩抱きしめて耳許に唇を寄せる

倉「そんな優しい亮ちゃん大好きやし…
そんな亮ちゃんが自分の式神なんを俺めっちゃ誇りに思うよ…」

「…///」

倉「好きやで…亮ちゃん」




「今までの主やったら…」

倉「ん？」

身体の向き変えて俺の腰にキュッて抱きつく亮ちゃん

「自分以外の人間の利益のために能力使うなって殴られとったと思う…」

そんなっ…

「やけど…忠義やから…」

倉「…」

「忠義やったらきっと…
許してくれる思てん…//」

ギュッ…//
倉「うん…//大丈夫やでっ亮ちゃん//
ほんまうちの式神はええ子やなぁ…//」

「…///」


亮ちゃんと鼻擦り付けながら啄むようなキスをした

倉「ありがとう…亮ちゃん」

「…？」

倉「俺の大事なお客さんに幸せくれてっ」

「忠義…//」

倉「俺の側に居ってくれて…ありがとう」

ギュッ…//
「俺も…//封印解いてくれてありがとう…
大好きや…忠義///」

倉「…//」

あぁぁぁー…///可愛えぇぇーっ////





大倉 忠義 25歳っ!!

ただ今、式神生活満喫中ーーっ///

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