亮side ページ36
裕ちゃんと朝食一緒に食うてその後
研究室まで車で送ってもろうた
亮「送ってくれてありがとう」
横「おう。研究頑張ってなっ」
亮「おんっ」
裕ちゃんに手を振り研究室の扉に手をかけた…
横「どっくんっ」
亮「？」
振り返ると俺を見つめる裕ちゃん
横「また…連絡するっ」
少し不安そうに言う裕ちゃんに胸が締め付けられた
ここでちゃんと断らな…また裕ちゃん傷つける事んなるっ…
これが最後…ちゃんとせなっ…
亮「裕ちゃん…俺…」
横「好きや…
好きや…どっくん…」
亮「っ…」
横「会いたい…またどっくんに…」
裕ちゃん…
横「お願いやどっくん…」
そんな目で見んでよ…
俺…
フワッ…
横「側に居らせて…」
裕ちゃんに抱きしめられる
亮「裕ちゃん……俺もう…」
横「どっくんに会いたいっ
毎日なんて言わんっ
週に１回でも…月に１回でも…構わへんからっ
会いたい…」
裕ちゃんの腕の力が強くなる
横「会いたい…
どっくんお願いやから…俺を一人にせんでっ…」
亮「裕ちゃん…」
声が震える裕ちゃんに…
負けた…
亮「わかった…また会おう？」
横「ほんまにっ？」
亮「おん…」
横「どっくんっ///」
嬉しそうにおでこにキスする裕ちゃん
あぁー…俺ってほんま弱いなぁ…
何でここであかんって言われへんのやろ…
裕ちゃんは上機嫌で俺と別れると研究室を後にした
亮「はぁー…何のための一人暮らしやねん…」
俺がため息つきながら白衣を着ていると
教授「亮君お早うさんっ」
亮「あっ!!おじさん…やないw
教授お早うございますっw」
教授「別におじさんでええ言うとんのにっw」
亮「知り合いとはいえ一応俺の先生なんでw」
教授「ははっwまぁ何でもええけどなw
それより亮君、今日は視察団が来るから
亮君案内頼むなっ♪」
亮「俺がですか？」
教授「そやっ!!
俺今日はこれから会議に出なあかんねん。
亮君も大分研究室にも慣れたしっ
ええ機会やろw」
亮「はぁ。」
教授「もう少ししたら来る思うから頼むなっ」
そう言うて教授は部屋から出て行く
亮「視察団の案内かぁ…」
大丈夫かな…
…
…
…
…視察団？
亮「っああー!!おじさんっ視察団って…!!」
ってもう居らんかw
はぁー…嘘やろ…
……視察団って
…………絶対居るやんかぁ(涙)
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作者名：きっちょ | 作成日時：2016年8月25日 9時
