本当に好きです ページ34
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その日の夜
ファレナ様たちと一緒に食事をとることになっていた
まるでメフィストの屋敷のテーブルみたいななっっがいテーブルを囲んで座ったのはいい
いいのだが、さぁここから私は困ることばかり
魔族の姫なんて言われてるが、そんな貴族みたいな教育は受けていない
こんな感じの超長いテーブルでジャンクフード食うあのクソッタレとは違うんだここは
「レオナさんマジでやばいです私」
「あ?」
「マナーとか微塵も分からない…」
「………あぁ。そういう事か。外側から使えばいい」
「なんというアバウトな……」
なら俺見ながら食え。と言ってきた
どうやらお手本を見せてくれるらしい
そういうところ好きです
「ふふふ」
そんな私たちのやり取りを見てファレナ様は微笑ましそうに笑う
私はそれにキョトンと、レオナは心底ウザったそうな顔を向けた
「レオナがそうも誰かに優しくするなんてな」
「レオナさん、暗に人に当たりがちだと言われてますけど。
まぁ、いつものレオナさんのラギー先輩への対応見てれば激しく納得しますファレナ様」
「砂にされてぇならそう言えよ。
今なら無償でその願い聞いてやるぜ?」
「無料ほど高いものはないとよく言いますよ???」
ギロリと睨まれたが私はニッコリと笑顔を返しておいた
そんな話をしていると料理が運ばれてきて私は結局レオナさんをお手本にたどたどしくナイフとフォークをとって食べ始める
ファレナ様たちはそんなのは気にせず食べてもいいと言ってくれたが、郷に入っては郷に従えと同じだ
4,5歳だろうチェカくんよりかはちょっとマシくらいのレベルだが何とか食べつつファレナ様や王妃様と雑談しながら食べていく
レオナさんはチェカくんに質問やら何やらを受けて舌打ちとうるせぇのオンパレードだったが何だかんだちゃんと受け答えしてた
そういうところがチェカくんに大好きって言われる部分の一つだと私は思う
「ねぇAさん」
「?なんですか、王妃様」
「まぁ、王妃様なんて呼び方はよして。将来義妹になるのよ?
それに私、妹に憧れてたの!是非お姉様って呼んで!」
「へ???」
王妃様からの、とんでもないお願いがぶっ飛んできた
将来義妹になるという発言にすら固まってしまうのにいきなりお姉様呼びをして欲しいと言われるなんて困ってしまうのは当然
「レオナに姉様って呼んでって言っても"義姉貴"としか呼んでくれないのよ」
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江(プロフ) - 哭狼さん» 夢主の言ったことをちゃんと覚えててなんとか思い出に残せるようなパーティーにしたかったレオナの頑張りです。楽しんでもらえたなら良かったです(^^) 是非追っかけてきて下さいな (2020年7月23日 19時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます!夢主が喜んでます!(?) (2020年7月23日 19時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - 2000人超え&夢主お誕生日おめでとう御座います!寮長いじめっ子て恋人に言われたの気にしてたんですね繊細です(笑)サプライズ誕生日パーティー素敵でしたプレゼントまで男前また一つ上がって更に夢主を惚れさせましたね。続編追いかけますね此方こそ宜しくお願いします (2020年7月22日 23時) (レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 夢主ちゃん誕生日おめでとう! (2020年7月22日 20時) (レス) id: f20993b4a3 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 哭狼さん» いつもコメントありがとうございます!!夢主ちゃんは主婦力カンストしてますからね!気に入って頂けて良かったです(o^^o) 誤字のことはお気になさらず!これからもよろしくお願いします! (2020年7月22日 18時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:江 | 作成日時:2020年7月11日 20時