65話 もしかして ページ19
「緑谷、手前はどうしたいんでィ。」
この二日ずっと高熱に魘されて居た緑谷にA組の事件で無事だったメンバーがお見舞いにやって来た。
そして救けに行こうと切島に誘われた。
まぁ俺はその場面居なかったのだが。
「僕は行きます…！今度は、手を掴みたい…！」
急に笑いがこみ上げて来た。
此奴は結局嫌な奴でも救けに行くのかと。
「くくくっ、ふふ…。」
「え！？」
ヒーローはどいつも此奴もお人好しばかりだなと思った。
底無しのお人好しなのはうちのゴリラも同じだな。
「あー…悪ィ悪ィ。ま、俺も今晩付いて行ってやりやすよ？」
ま、俺もそんな奴らに絆される程お人好しになったって事ですかねィ？
こんな俺を見たら近藤さんと土方さん発狂するんじゃねェか？
総悟ォオオ！！って今頃俺の名前呼びながら町中駆け巡ってんのかねィ？
何、してんだろうな。
此処も随分と過ごしやすかったが、俺には矢張り真選組しかねェなと思った。
生きて神月と二人で帰る為にも迎えに行ってやるか。
「もしかして沖田さんって坂田さんの事好きだったりしますか？」
「は？」
「さっきから優しい顔してるなって…。」
ねぇな、うんねぇな。
絶対にねェ。犬猿の仲の代名詞の俺達だぞおい。
抑も俺は彼奴の事なんざ好きでも何ともねェ。
「彼奴好きになる位ならゴリラ好きになる方がマシでさァ。」
「そんなガチな顔しなくても…。」
ーーーー
う〜ん、皆様どうでしょう。沖田さんと夢主ちゃん一回甘酸っぱい雰囲気出した方がいいですかね…？もしあれならこの話書き直します。
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作者名：終夜 | 作成日時：2019年1月22日 2時
