3話 警察が方向音痴って頼りないよね ページ4
二人のおっちゃんが近づいて来た
「君達は何者、なんだい？」
黄色いスーツを着たおっちゃんが話しかけてきた
見た感じ小汚いおっちゃんとこのおっちゃんは相当やる。そして警戒されてる
向こうのガキも同じく怯えている奴もいれば敵意を向けてくる奴もいる
生半可な気持ちで敵意を向けんな、ったく
「何者って…めんどくさいパス」
「……俺ァ警察官でィ」
サドがめんどくさそうに警察手帳を見せる
よく落ちなかったな、手帳
「……真選組？」
「真選組副長沖田総悟でさァ」
「お前一番隊隊長だろ。私は万事屋銀ちゃんの従業員
ところで聞きたいことがある。歌舞伎町って何処」
明らかに真選組とサドが云ったあたりから不審がられていたのはわかっていたけれど敢えて無視をした
「……君達、新撰組というのはもう無くなって……」
黄色いスーツのおじさんがそう云う
「何云ってんだ、今は江戸時代だろ」
「「」」
え、何か可笑しい事云った？
凄い顔してるんだけど、二人共アホ面すぎ
そして此処で自分の中にある仮説が生まれた
「おい、チャイナ、待て。ここは俺たちがいた歌舞伎町じゃねェ
いや、多分この、世界じゃねェ」
ポッケに手を突っ込んで流し目でこっちを見て深刻そうに云うサド野郎
「…」
「前にもあったろィ？トラックに轢かれた旦那と土方さんが入れ替わったって話が
そんで俺らは此処に来る直前トラックに轢かれた…」
「……若しかして若しかしなくとも今度の犠牲者は…」
矢張り…
「「俺ら／私らってことか…」」
うーわ、最悪だ、一体何時になったら帰れるんだよ
団子食いたかった、最後の一つ食いたかった
１人でそっぽ向いて人差し指で砂に円を描いていると小汚いおじさんが目を細めて云った
「…お前らは今帰るところがない、そして敵ではない、そう言うことだな？」
「お前らが手出ししてこない限りは、ね。
帰るところ？無いに決まってる」
てか”ゔぃらん”って何だ
少し考えている様子の小汚いおじさん
「お前ら全員教室に戻れ、緑谷は保健室に行ってこい
結果はさっき言った通りだ。以上」
先程の会話を何一つ聞いていない生徒達は困惑した様子だった
「え、でも…」
「大丈夫！私がいるからね！！」
彼は親指で自分の事を指していた
「と、言うことだ。お前らは安心しろ
さてと、お前ら二人はちょっと来い」
4話 蜘蛛は家の害虫食べてくれるけど嫌いだわ→←2話 隕石って過去に地球に落ちてきたのかまだ確証がないんだってさ
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終夜(プロフ) - ありがとうございます！更新は遅くなると思いますが、なるべくあげられるよう頑張ります！ (2018年11月16日 21時) (
レス) id: 7b6e0d6279 (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - 沖田君と神月ちゃんのやり取り好きです！これからも更新頑張ってください！ (2018年11月16日 19時) (レス) id: e3333da4ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：終夜 | 作成日時：2017年8月23日 13時
