26話 酒を呑んでも呑まれるな ページ28
お互いに情報交換という形で生徒の話をしていた
そして暫くの間沈黙が続いたと思ったらサドがドヤ顔で取り出して来たモノ、それは！
「”酒”！！」
「盗って来やした」
仮眠室が酒の匂いで充満しそうだがまあ良いだろう。今日だけだ
ん？未成年？だまらっしゃい
天パクソ野郎だったかな、うん、誰かが云った言葉を思い出した
『絶対お前ら仲悪くねぇだろ』
と、悪戯に関したり、酒に関しては別だ。喧嘩しっぱなしだと酒が不味くなる
日本酒なんざ、もう、何時振りかな
片腕で酒を注いで仮眠室の窓を開け窓枠に腰かけた
それはいつの日にか見た満点の星空だった。空に浮かんでいる三日月が狂気的に笑っている様に見える
そして私を嘲笑っているかのようにも錯覚した
「月見酒かィ？」
「…銀時を認めたあの日の空とそっくりだと思って」
グラスをクルクルと数回回して月に翳した
透明な酒は月をぼやけさせた
「どんだけ旦那に執着してんでィ。粘着質か」
ちびちびと酒を呑んでいくサド
「執着じゃない。飼い主に対する愛情って云え」
グビッと一口で酒を呑んだ
「お前のマヨに対する愛情と同じだよ」
「一緒にすんじゃねェぞ怪力ゴリラ」
ーーーー
「未成年の癖に酒を呑んだのか？あ？」
「「すいませんでした」」
案の定二日酔いになって怒られた
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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終夜(プロフ) - ありがとうございます！更新は遅くなると思いますが、なるべくあげられるよう頑張ります！ (2018年11月16日 21時) (
レス) id: 7b6e0d6279 (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - 沖田君と神月ちゃんのやり取り好きです！これからも更新頑張ってください！ (2018年11月16日 19時) (レス) id: e3333da4ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：終夜 | 作成日時：2017年8月23日 13時
