17話 怪我人は慎重に ページ18
「あーいざわ、無事か〜？」
「こ、れが無事に見えるなら…お前の目は……腐って…るな」
脳無に押さえつけられている相澤に軽く話し掛ける神月
まだ悪態をつける辺り大丈夫みたいだなと彼女は笑いながら云うが内心此れは予想外だと焦っていた
「女だァ？しかも血塗れ…」
「相澤に何してんだよ」
敵に問い掛け回し蹴りを瞬時に繰り出す神月
「多分痛いけど我慢してね〜。」
相澤に巫山戯たように言って脇に抱えて飛び退く
「まさかコイツに蹴りを入れられるとはな」
表情を崩す事なく神月は相澤を放り投げる
放り投げた先には緑谷達がいる事をきちんと神月は分かっていた
「いや〜、漸く骨のある奴が現れたと思ったら兵器かァ」
脳無と殴り合いをしていく神月
オールマイトと渡り合える程の力がある脳無の力を見定めるように手を抜く神月
「残念だったな、ヒーロー。いつ誰がソイツだけだと言った？」
其の時黒い靄から現れたもう１匹の脳無
「ありゃま…彼奴連れて来た方が良かったかもなおい」
あくまで其れは建前であり実は強いのと戦えるとワクワクしているのである
ーー
緑谷視点
坂田さんがこの場に現れて早十分程度
相澤先生を放り投げ、直ぐに駆け出した坂田さんにあす…梅雨ちゃんが少し取り乱していた
すかさず僕らは相澤先生を受け止めて息を確認した
弱いが鼓動も呼吸音も聞こえてちゃんと生きていると旨を撫で下ろした
「もう、俺いやだ！！神月さんこえーよぉ！！」
泣きながらそう言う峰田くん
確かに僕も怖いと、感じてしまっている
現れた時には血塗れで、相澤先生を一瞬で捩じ伏せた脳無を彼女は１人で２匹も相手にしていた
それを見て彼女の強さを、何より痛感する
見ていて人間ではあり得ない強さがそこにあった
脳無に腕を掴まれても肩の関節を外し逆に脳無の腕を吹き飛ばす
彼女はそんな人間業では有り得ない事を繰り返していた
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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終夜(プロフ) - ありがとうございます！更新は遅くなると思いますが、なるべくあげられるよう頑張ります！ (2018年11月16日 21時) (
レス) id: 7b6e0d6279 (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - 沖田君と神月ちゃんのやり取り好きです！これからも更新頑張ってください！ (2018年11月16日 19時) (レス) id: e3333da4ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：終夜 | 作成日時：2017年8月23日 13時
