14話 勉強と戦略は違う ページ15
先日、一応の為に敵対策を沖田と完成形の資料五つ位作成した神月
だが実際神月も沖田も自身の対策とやらは二百近くは存在していた
最小限の犠牲は付き物を如何無くすか二人は頭を抱えていたのだった
彼らが元いた世界では凄い人材ばかりで二人の才能が公になる事は少なかった
そして本日、その対策とやらは教師陣に報告され、教師陣は此方の判断に任せると決定した
「人命救助訓練だ！！」
そう云った相澤に騒めく教室に欠伸を一つ零した神月
ーーー
全員が着替え終え、バスへ向かった
「こういうタイプだったくそう！！」
飯田が笛をピーピー吹き、神月は鳥の様だと思い此れから起こる事を想定し、うざったそうに右目にかかる前髪を掻き上げた
丁度一番後ろが開いていたのでそこに座る神月
「ねね、神月さん…！何で沖田さんいないの〜？」
「ん？あー…彼奴は待機」
膝に肘をつけ頬杖をした神月は前に座る葉隠にそう答えた
其の体制の儘、今朝作成された対策の資料と脳内での策を照らし合わせた
彼女は一番被害の少ない最善の方法を脳内でシュミレーションしていた
「ね〜え〜、何読んでるの？」
「あ〜？相澤に覚えろって言われた漢字」
其れは一応事実である
相澤に１日最低二十の漢字はきっちりと覚えろとドリルなるものを渡されたばかりだった
目を細め、資料をじっくりと読んでいる彼女は側から見れば中性的で色気満々の超絶美少女である
ショートカット、と言うのだろうか、ショートカットより少し長めのサーモンピンクの髪を左耳にかける仕草をする神月。その上左耳につけている３つのピアスが色気を誘っている
目を細められた其の瞳は水色でとても透明感がある、ビー玉の様だった
後ろ辺りの座席にいた生徒達は神月に見惚れていた
例え女であっても虜にしてしまうのがこの”天使”の皮を被った”悪魔”だ
15話 作戦とはうまくいかないものである→←13話 能ある鷹は爪を隠す
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終夜(プロフ) - ありがとうございます！更新は遅くなると思いますが、なるべくあげられるよう頑張ります！ (2018年11月16日 21時) (
レス) id: 7b6e0d6279 (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - 沖田君と神月ちゃんのやり取り好きです！これからも更新頑張ってください！ (2018年11月16日 19時) (レス) id: e3333da4ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：終夜 | 作成日時：2017年8月23日 13時
