12話 太らない体質の人うらやまちぃ ページ13
「神月さんさ、やけ食いして太らないの〜？」
「んぐっ、それだけ動いてる」
昼ご飯の時間になった途端飯に在り付く私
頬杖をついてこっちを見て羨ましがっている芦戸と耳郎
「あぁもう！口にソース付いてる！」
耳郎が私の口端がティッシュで拭った
あァ、善い嫁に成るなと思った
上鳴、耳郎の事大事にしろよ
耳郎が座り直した時、身体中を憎悪感がぐるぐると駆け巡った
殺気と憎悪感が入り混じった、戦場で散々浴びてきた感情が、気配が…確かにあった
即立ち上がり後ろの制止する声も気に留めず走る
「チャイナ…！」
「やっぱりか…！！サド、これは…」
彼奴も彼奴なりに感じた気配があったようだ
食堂の出口でサドと合流した後気配のある場所まで全力疾走した
其の途中に危険を知らせるサイレンが鳴り響いた
舌打ちが重なり互いに目を合わせて外へ歩み出る
「オールマイトを…！」
「オールマイトを出してください！」
「……マスコミかよぉおおお！！！」
突っ込んでしまったのは仕方ないと思う
現にあのサドだって珍しく頭を抱え溜息すら零している
まぁ、
「おい、お前らは出るな！」
後ろから伸びてきた腕を右足を軸に避けそのまま背後に視線をやった
「相澤、如何云う」
ことだ、と続けようとするとサドに遮られると同時に成る程なと自己完結した
「雄英にとっての最大の切り札は明かしてはならない。そして個人情報が全く無い人間が二人現れる、其れが指すのは雄英の評判の低下、不信感
だろィ？」
「…流石だな」
欠伸を零し、頭をガシガシと掻き２人で中に入った
ーーー
粉々に粉砕された”もの”の前に立った私達
「こりゃ……」
しゃがみ込み思わず言葉を失ってしまったサド
「此れは
「そうだね」
その場にいる全員が目を向けた”それ”はバラバラに砕け散った雄英のセキュリティ網だった
「沖田くん、神月くん、暫く忙しくなるよ」
13話 能ある鷹は爪を隠す→←11話 ゴシップ流されたら人生終了だと思う
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終夜(プロフ) - ありがとうございます！更新は遅くなると思いますが、なるべくあげられるよう頑張ります！ (2018年11月16日 21時) (
レス) id: 7b6e0d6279 (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - 沖田君と神月ちゃんのやり取り好きです！これからも更新頑張ってください！ (2018年11月16日 19時) (レス) id: e3333da4ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：終夜 | 作成日時：2017年8月23日 13時
