番外編 ページ32
「はぁ〜楽しかった!」
「楽しかったなら何よりで」
近くのカフェでパンケーキを食べていた
「ねぇ遥、大丈夫なの?やっぱり、お母さんもお父さんもあなたのこと心配なのよ」
静かになったと思ったら急にそんなことを…
「お金、遥返してくれてるわよね。どうやって稼いでいるの?本当に至の所で大丈夫?」
「ちょい、至の所でってどう言う意味」
「だって…至じゃ心配なの…!」
本日2度目の泣き真似をする母さん…
…なんか茶番になってんだけど2人共……
「あ〜、母さん?前も話したけど、大丈夫だよ。最近はすっごい落ち着いてるし、お金の出所はまだ内緒だけどさ…
至の所、楽しいし、すごいいい人たちばっかりで…学校も、まだバレーやってたいの」
そう言って私は笑う
しばらくの間母さんは静かになって下を向いた
至は黙ってそれを聞いていた
「お母さんは心配だったけど、遥が、楽しいならお母さんもお父さんも何も言わないわ
でも、偶には2人共帰ってきなさいね?」
ジワリと心があったまった
至も母さんをジッと見つめていた
「親不孝な子供でごめん、母さん
自分のしたいことを精一杯、こなして行くよ」
「…俺も、やりたい事、好きな事、精一杯やっていく」
うちの母さんはとても強くてかっこいい、自慢の母だ
父さんも家族を大事にする、心優しい自慢の父だ
姉さんも彼氏がいて、とても幸せそうだ
うちの家族は私の自慢なんだ
「お父さんね、私が今日2人に会うことを知って俺は!?仕事じゃん!?ちょ、ママ!?って泣き喚いてたわ」
あははと笑う母さん、うん怖い
「ま、今度は一緒に行けばいいって言っといて」
「至が随分と立派になって…ってお父さんに言っておくわ」
「なんで俺だけなんだよ」
「あなたが一番生活能力ないでしょ」
「あ、はい」
今日はすっごい楽しかった!また劇団の人達にも会わせてね?そう言って母さんは帰っていった
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上手いこと纏まらなかった……文才がほちぃ……
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作者名:終夜 | 作成日時:2017年7月18日 14時