17話 予測はある程度の複数パターンを頭で描ける人は病みやすいぞ!気をつけろ! ページ18
遠征二日目
いつも通り烏野は変人速攻を使っていた。
でも、普通の変人速攻には限界があるのではないかと他の選手にも改善点の余地が必要だと考えた。
もし、もしも今まで変人速攻で目を瞑って打っていた日向が瞼を持ち上げる…即ち自分の意思でボールが打てたなら、
”最強”の武器になる。
「福永!!」
そうだ、まずはこっちだ。と思考の海から自分を引き上げて目の前の試合を見た。
音駒高校対梟谷学園の試合で木兎にさっき俺の勇姿を見とけと叫ばれた。
別チームだぞ。それも敵。
「上がった!研磨カバー!!」
「レフトレフト!!」
「俺に
寄越せぇえええ!!!」
…ブロード!?バレーし始めて数ヶ月の素人が……?自分のチームの一年生が成長している姿をみて自分も仕事しようと頑張る気になった。
ーーーー
「あ、あああの!!」
「ん?あれ?仁花ちゃん?どうしたの?」
日向と同じようにおどおどしながら呼び止められる。二人揃って可愛いな、和むと思って足を止めた。
「え、えと、これ、なんですけど…」
ドリンクのボトルが差し出されて、結構な本数があって一人で作った事がなかったのだろう。
ぱっと二人で作ってしまおうと提案をした。
「シャ、、シャチ!!」
潔子ちゃんもマネの育成に、記録を取ったり、受験があったり忙しいんだと思った。
「あ、ドリンクはね、作っておいてから水とかで冷やせば時間の短縮になるよ
それにあんまりにも冷たいと逆に喉に良くないからこれくらいが丁度いいんだよ?」
ドリンクを作りながら知っておいた方が為になる事を教えながら作っていく。
あまりにも仁花ちゃんが可愛くて少し意地悪もしてしまった。
「なるほどであります!!」
「ふふ、わかりましたでありますか?」
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作者名:終夜 | 作成日時:2017年7月18日 14時