『ふざけんな』『黙らっしゃい』『ｳｲｯｽ』←【刀剣乱舞】 (ページ47)

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Aside

どす黒いくらいの気配を纏ってしまっていた一期の頭に優しく緋扇を扇ぐ。

私も、これ以上奪われたくない。

乱「ある、じさんっ……」

愛染「っ、うっ……」

薬研「大将、傷！！」

鶴丸「……止められなくてすまなかった」

浦島「……ごめんね、主さん」

蛍「ごめん……」

一期が意識を失うと皆が一斉に飛びかかってきた。ちょっ、待って、今すごい疲れてるから。

一期を支えながら一振り一人振りを撫でていく。愛染が少しビクついたがすぐに眠りに入った。

『まだ、終わってない。鶴丸、一期さまと愛染を頼んだよ。体力がある刀は他の刀の安否を確認してきて！』

「「おう！！」」

殆どの刀が色んな処に散らばってくれた。こんな状況のなか三日月や石切丸がここにいないのに違和感を覚えた。

夜ならまだ分かるけどまだ日が昇っている。あり得ないとは思うが前任とグルだったら一期が死んじゃうかも。

屋根の上に飛び移って離れの方に駆ける。あっちから気配を感じる。

『まんば！！』

山姥「核だ」

離れの最上階の更に上、屋根裏みたいなところに山姥切国広……私の初期刀が核を見つけていた。

この本丸に来たときから感じていたことがある。ずっと人の気配がしてどこからかうるさいくらいの邪気が漂っていた。

そのため妖精たちの動きが鈍かったり手入れ部屋が機能してなかった。どこかにカラクリがあると思ったけど意外と身近だった。

『ありがとう。他の子たちの安否を確認してきて！』

山姥「了解」

壊したら、全部流れてくるから。

　