『ふざけんな』『黙らっしゃい』『ｳｲｯｽ』←【刀剣乱舞】 (ページ5)

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誰も刀を出す気はなく、結局出したのは口だった。

×「鶴丸殿それは裏切りと受け取りますよ」

鶴丸「っ」

一期が放った言葉にぐっ、と身が引き締まる。これだけの行為だけで裏切りとは厳しくなったもんだ。

『ふざけないでください』

俺が何も言わないと少女が返事をしていた。先程の笑みは取り外していて見た目にそぐわない顔だ。

『裏切りってなんですか。鶴丸さまはそのくらいの仲間ですか。私を始末できずここまで連れてきたからですか？私と受け答えをするからですか？

私は、言霊を使えるから鶴丸さまを縛っているかもしれませんよ』

ピリピリとした空気のなかはっきりと伝えた少女に懐かしさを覚えた。昔来た審神者見習いもこんな感じだった。

自己犠牲ばかりする馬鹿な少年。

『それより、さっさと本体貸してくれませんかね』

一期「嫌です」

『………あ、先に三日月さまの返します』

少しだけイラつきを声に出しながら一期に手を出したがあっさりと断られた。そして何か気付いたのか三日月を三日月に返す。

え、良いのか。

三日月「」

鶴丸「治っている………」

『ふふん』

少女はどうだ！という風に俺を見てきた。何故俺を見る。

…ということは霊力の量が常人よりはるかに多いのか。

少しずつ、俺の傷も消えている。

×「持ってきましたよ～」

『すみません、少し席を外します』

誰かが来ると少女は一礼をしてダーッとかけていった。

足はっや！！！

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