『ふざけんな』『黙らっしゃい』『ｳｲｯｽ』←【刀剣乱舞】 (ページ2)

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『ごめんくださーい』

×「誰か来たな。××見てこい」

×「わかった」

俺は三日月に言われて門の方に行く。
この中で軽い方の傷だから。

『あれ、襲撃来ねぇな』

縁側から降りて門の方へ歩いていると凛とした声、そして長い髪がなびかせてこちらの方へ来ている女。否、少女が居た。

その口から出た言葉は物騒だけど。

×「帰れ」

『え、ヤダ』

喉元に刀を突き立てて脅しても即答で断る少女。

「じゃあ、此処で死んでもらう」

『なんで』

血が出るくらい押し当ててもなんの変化を見せなかった。慣れたけど、本当は慣れてないけど殺さないと、

ﾌﾞﾝｯ

『ちょっとぉ～、危ないじゃ無いですかぁ』

刀を振れば最小限の動きで避けた。

語尾を伸ばすところが前任に似ていて体が拒絶反応を起こす様になりそうだ。

×「っ、来るな！」

『何言ってるんですか。折れますよ？』

折れ、る？

×「いや、だ」

ただの脅しだと思うのに気付いたらそう口にだしていた。ハッとして口を閉じるも少女は満足気に微笑んで手を繋ぐ伸ばす。

『そうですか。ではいきますよ』

×「触るな！」

『人間に馴れる第一歩ですよ』

そのまま俺の腕を引いてさっさと連れていく。何故か掴んでいる手に嫌悪感は覚えない。いや、ではない。

『筋肉すごいですね』

……やっぱり嫌だ。