忘れてたまるか

忘れてたまるか1 ページ3

えっーと、この前は、、、確か、私が葛葉を脅した事になってたっけ？



まあ、どーでもいいけど。




どうせ、今日の柱会議でまた私が葛葉を脅したとか、手柄をとったとか言われるし。




　柱会議に着くと、予想通り柱の皆さんがコチラをジロリと睨んできた。




「おーおー、まだ地味に生きてやがったな」


生きててどうも、すみませんねー。




「はやく、地獄に落ちてくれません？」


そもそも私、地獄とか信じてねーし。




「何故、お前のような醜い女が柱何だ？
早く死ねばいいものの‥‥」


伊黒さん。それ、毎回同じ事言ってません？




「私、、、葛葉ちゃんを傷付けた人にはキュンキュンしないの」


葛葉にキュンキュンする気持ちが分かんないわ。



「あれ？君、死ななかったっけ？
じゃあ、早く死ねば？」


死ねば？って言葉、もう聞き飽きたんだけど。



「存在全てが哀れだ‥‥
南無阿弥陀仏‥‥」


うん。哀れなのは分かるが、その後の、南無阿弥陀仏の意味が全く分かんない。



「Aさん！私、この前の事、怒ってませんから！！友達になりませんか！！」


絶対、友達になろうとか思ってねぇだろ。それに私は怒ってるから。



『はあ‥‥』


早く、柱会議始まんないかなー。


「葛葉さんは優し過ぎますよ‥‥。
このクソ野郎に嫌な事をされたら、いつでも頼って下さいね」


クソ野郎って名前の人、いたっけ？


しばらくして、お館様が来た。


「やあ、久しぶりだね。私の可愛い子共たち」


　こうして、柱の皆さんに睨まれつつも、会議が始まった。


　会議の内容はどうやら最近、とある町で次々に人が消えているとの事だ。



「A、無一郎、
行ってくれるかい？」



えっ、と言う顔をしたがお館様に言われた為、渋々答える。





「『「御意」』」





"「Aさん！私、この前の事、怒ってませんから！！」"




あー、、、ホント、、、、









消えればいいのに。









私も。葛葉も。

　

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