忘れてたまるか10 ページ15
落ちた刀をみて、あの時の怒りを思い出した。
葛「もうっ!あんたのせいで雨で濡れちゃったじゃない!!」
私は無言で葛葉に近づく。
葛「私が風邪引いたらどうすんのよ!!
責任とれる!!?」
ざっと胸ぐらを掴む。
葛「な‥‥何よっ!!
離しなさいよ!『よく聞け葛葉!!!!!!』
シーンとした空間に怒鳴り声が響く。
雨がさっきよりも強まってきた、ような気がする。
『お前が浅はかな気持ちで、嘘をつく度に!暴言を吐くたびに!
傷ついていく人の気持ちが分かるか!!?』
____「やっと光柱様にお渡し出来る刀が出来ました!!」
『お前の為に頑張ってる人に!!
お前は何をした!!!?』
___「うゥううぅウうっっ‥‥!!!!!
うぁわぁあァああアあぁあアアアぁアアあアん!!!!!」
『どれだけ心に傷をつけた!!!』
___「闇柱様‥‥‥
私、刀鍛冶をやめる事にしました。
もう‥‥刀を研ぐ度に恐くて‥自分が‥凄く惨めでっ‥‥‥!!
今まで‥あり‥がとうございました‥」
『いい加減!!!
そんな簡単な事に気づけよ‥‥!!!!』
その手も、その口も、
誰かを傷つける為にある筈ないだろ!!
守って、守られて、
幸せになる為にあるんだよっ‥‥!!
葛「何よっ!!!!!
偉そうに語りやがって!」
ドンッ!と葛葉が思いっきり私を突き飛ばす。
そのまま、葛葉が走っていく。
日が暮れてしまった中、ぐしゃぐしゃになった刀を拾う。
カサッと音がして、顔をあげると不死川さんがいた。
‥いつの間にいたんだろ。
不「それ‥葛葉の刀じゃねェか。
お前が壊したのかよォ」
冷たい目も、もう慣れたなー。
『壊す訳ないじゃん。馬鹿なの?』
不「あァ”?」
『それに、もう私が嫌いなら話しかけんなよ。』
不「テメェ‥!!」
刀を持って立ち上がる。
あー、もう濡れてぐっしょぐしょじゃん。
はっ、最悪の休みだな。
不「テメェ、いっつも葛葉に何してるか分かってんのかァ?」
不死川さんはいっつも葛葉が私にしてるか分かる?
分かんないよねー。まあ、当たり前か。
『じゃあねー。不死川さん。』
不死川さんの問いには答えず、立ち去った。
事件が起きている事にも気づかず_____
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んご - ああああさん» 名前が偶然似てしまった、もしくはリスペクトしたのでは...?同じだから消せって責める方が民度下げてますよ(小声) 作者様はもし名前を似せて作ったのならそう書いた方がいいと思います。 (2021年3月6日 23時) (レス) id: a7b639c8a0 (このIDを非表示/違反報告)
ああああ - にじさんじのパクリですか?葛葉さんへの風評被害になるので消してください。 (2021年1月2日 2時) (レス) id: 3ae8bb5564 (このIDを非表示/違反報告)
龍 - めちゃくちゃ面白いです! 続き期待してます (2020年5月11日 3時) (レス) id: 40c0d023cb (このIDを非表示/違反報告)
空の上の屋敷 - 代々木さん» それな!めっちゃ面白い話です! (2020年4月28日 15時) (レス) id: 6b44c172e7 (このIDを非表示/違反報告)
代々木 - こうゆう話大好きです!!!!!!!!!!!!!!!!!めっちゃ好きです!続きが早く見たいです。とても面白かったです! (2020年3月22日 12時) (レス) id: 281a4a5276 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊・よる | 作成日時:2019年12月14日 20時