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籍を入れて4年目、もうそろそろ子供もどうだろうか。そう思っていた頃だった、地球最後のニュースが流れたのは。勿論、疑ったけど変わらない事実。
Aは俺のしたいことがしたいって言ってくれたので海に来た。昔から変わらず優しいな。
『錬介さん、わかめスープ作ってきたの』
水筒を出してコップに注いだ。湯気がたってAの顔を覆ったのがなんとなく寂しくて、片手を握った
『?、スープどうぞ』
「悪い、ありがとう」
こんな日が一生続くと思ってた、普通に子供ができて、よぼよぼの爺さん婆さんになるまで過ごして、傲慢すぎたのかか
『…私は貴方と出会えて本当に良かった、昔いじめから救ってくれた時も、悩んでて相談に乗ってくれた時も貴方だった』
『こうやって夫婦となっても私のスーパーヒーローはずっと錬介さんだけだったから』
この言葉にどれだけの価値があるかなんて俺にかしか分からないだろう。たった1人の愛する人に言われるんだ、
「超嬉しすぎて泣きそう」
『漢泣きってやつ?いいよいいよ、沢山泣いて』
少し恥ずかしかったがおさえられなかった。
「A、ありがとう」
「俺の方が実はAに支えられていたことが多かった」
気分が沈んだときに必死に励ましてくれたり、
自分の夢に希望を失いそうになった時、俺はAの笑顔に救われた。
だから何度だって言いたい
「俺の隣に居てくれてありがとう」
『こちらこそ、ありがとう』
俺はたとえこの世界が終わっても、
次の世界で必ず見つけ出す
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作者名:スメナリ | 作成日時:2023年3月25日 21時