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夫婦version
今日は地球最後の日、俺の要望で一緒にきんつばとお茶を飲んでゆっくりするつもり。
『世一、お茶沸いたよ〜』
可愛いくて、愛おしくて堪らない俺の奥さんが名前を呼ぶ
「俺はきんつば用意する〜」
2人で向き合って食べるんじゃなくて、隣に座って食べる。近くにいてくれた方が温もりを感じられるじゃん?
『ねぇ、本当にいつものやつで良かったの?』
今日位は高いやつでもいいのに、って心配そうに聞いてくる
「ああ、いつもと同じ日常がいいからさ」
『そっか、確かに日常の風景の方が私達には合うか』
ポスッとソファに座り、お茶を啜る。俺と彼女の左薬指にはお揃いのリングがはめてある。片時も外さない。
リングがAを縛るって訳じゃないけど、そんな感じが俺は落ち着く
『さっきから指輪を眺めてどうしたの?』
「ん〜、俺達は結婚たんだなって。そんでもって、これを通して繋がってるんだなって。」
『ふふっ、何それ〜。確かに私達は結婚もしたし。あ、この先ずっと一緒に居るから繋がってるっていうのもあながち間違じゃないのかも。』
きんつばを少しずつ口に運んでいく。
「俺とこの先も居てくれるの?」
『世一にしては弱気だね、当たり前じゃん。逆にそうじゃないと悲しいんだけど』
最後の一口を食べ終える
「次の世界でもさ、必ず見つけるから」
『!うん。約束ね』
俺は彼女と繋がっている
たとえ世界が終わっても
2≠蜂楽廻▷恋人version→←1≠潔世一▷恋人version
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作者名:スメナリ | 作成日時:2023年3月25日 21時