押してダメならもっと押せ！【男主】

歓迎 ページ10

THside



俺たちの宿舎に着いた、キャリーバッグを

持ったAくんは初対面の時みたいに

緊張って顔してる。





『今日からお邪魔します！お願いします！』

jn｢気楽にして〜、仕事の時以外は自由にしていいんだから｣

『いや、でも、一応…』





Aくん、すごい真面目な子だなあ、って

いつも思う。

俺らと話してる時も真剣な眼差しだし、

相槌とかちゃんとするし、

初々しくて可愛いなって思うとこもある。





nm｢とりあえず先に部屋に荷物置こう、｣

jh｢それからAくんの歓迎会だ！｣

『えっ？！歓迎会！？そんな、いいですよっ』

jn｢いいのいいの、僕たちがやりたいんだから｣





リビングにはすでに並べられた

デリバリーのご飯。


俺たちほんとパーティ好きだな。

ジミナなんかお酒の準備一番張り切ってたし。





th｢あ！後でお部屋行かせてねー！｣

jh｢ちょっと、プライベートなんだから｣





なんと言うか、初めて見た時、

透明感にほんとに人間かを疑ったのを覚えてる｡


背もちっちゃくて可愛い、

幼い顔して、鼻筋が弧を描いたように

くるんっとなってて子猫みたい。




可愛がりたい、愛でたい、そう思った。

んー、甘やかしたい、みたいな？

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