shutter．3 ページ4
Aside
顔も見えなければ、こんなジメジメする季節に
肌の露出もない。
なのになぜか、
彼を撮りたい
そう強く思った。
体は無意識に右手にカメラを用意し、
彼の所へと近づいていく。
こちらに気づいていないのだろうか。
レンズ越しに見た彼は儚く見えて、
何か切ない物語を写しこんでくる。
あと少しでベンチまで辿り着ける、
そう思った矢先、ジャリ、と足音が鳴った。
『ぁ…』
jn｢え…｣
レンズ越しに目が合った。
カメラをゆっくり下ろしても目が合った。
やばいやばいやばいやらかした。
『っ、ごめんなさい！ごめんなさい！撮ってないです！すみませ、ほんとにっ、ごめんなさっ』
回らない頭で出てくる謝罪の言葉。
同じ事しか言えなくて
相手がこっちを見ているのが分かって
顔に熱が集まる。
jn｢えっ、｣
『すみませっ、ほんとに撮ってないです！ごめんなさいっ！撮ってないので…っ』
彼が何か言おうとしたのも遮って
思いつく限りの言葉を並べて
走って公園を出ていってしまった。
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夜澄(よず)(プロフ) - アミモアさん» うわああああありがとうございます( ；； )めちゃくちゃ元気出ました！続編も頑張ります！応援よろしくお願いします( ；； ) (2020年4月28日 23時) (
レス) id: a528fc44f0 (このIDを非表示/違反報告)
アミモア(プロフ) - すっっっっごく面白いです！！！続編楽しみにしてます＾-＾ (2020年4月28日 22時) (レス) id: 3d7a23ffa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜澄(よず)
| 作成日時：2020年4月23日 0時
