【呪術廻戦】モブ顔オタクのトリップ話 (ページ5)

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第四話「ドーモ、青年＝サン、オタクです」ページ5

出口へ向かう道中、私は青年に色々なことを聞いた。
先程私を襲ってきた化け物は「呪霊」と言うらしく、人間の負の感情から生まれるらしい。で、その呪霊を祓うのが青年達の仕事だとか。

うん。これ呪術廻戦の設定だわ(確信)

なぜ分かるかって？俺が呪術廻戦に狂ってるオタクだからね！！！！！！！(ブチギレ)
こちとら単行本もグッズも買ってるし二次創作バリバリ読み漁ってるオタクなんだよ！！騙せると思うなよ！！
全く……優しい人かと思って損したじゃねェか！！
人は見かけによらないとは言うけど本当のことなんだなぁ………………見かけ暗すぎて見えないけど。

「出口見えてきましたよ！」

青年の言葉にハッと前を向くと、すっかりガラスが割れて風通しの良くなったガラス戸が見えた。外から入り込んだ月光がコンクリの床を明るく照らしている。
ようやく見えた出口に無意識のうちに張り詰めていた意識が緩み、ほっと息を吐いた。奴が嘘つきであれ、助けてもらったのは事実だ。お礼くらいは言っておかないと……非常識だと思われるのは心外だし。

「あの、送って頂きありがとうございます」

ガラス戸に手をかけている青年が振り返る。月明かりに照らされて、初めて姿の全容が、その表情が見えた。

「どういたしまして！」

黒のズボンに短ラン、その下にはTシャツ。
サラリとなびく髪の色は黒く、短く切り揃えられていた。
瞳は丸く大きく、表情も人懐っこく人に好かれそうな笑みを浮かべている。

私は、この人を知っている。

東京都立呪術高等専門学校生徒。

灰原雄であった。

ｳﾞｪ？(動揺)(興奮)(死亡) To Be Continued…→