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38話 ページ40

朝にならなければ鬼も殺せないので、とりあえず待つことにした。

千「はぁ」

千寿郎がため息をついた。

「どうしたの?」

千「あ、すみませんっ、つい…」

千寿郎の気持ちもわからなくもない。

だって、家族がいるもん。

千寿郎の家族はきっと心配してる。

私だって、クモのみんなはいるけど、心配されてるかといわれると…うん。心配はしてないね。

どうせそこらで寝てるとか思われてそう…

はぁ

私もため息つきたい。

あ、いっそこのまま帰らないとか?

そうすればみんな心配するかも!

とか思ったけど、帰って私の居場所なくなってた時には死にたくなる。

でも今は私の事よりも千寿郎だ。

夜が明けたらすぐに家に返す。

それが私のすべき事。

「千寿郎。今は焦っても仕方ない。とりあえず夜が明けるまではここに居よ?」

千「はい…」

「あっもし良ければこっちにくる?私が抱きしめてあげよう!」

これは調子に乗ったかも…

でも、緊張してるのか、はたまた眠いのか、とにかく千寿郎は精神的に疲れてたんだと思う。

素直に「はい…」と言い、私の所へ来たではないか。

っか、可愛すぎかぁーーーー

私を萌え死にさせるつもりか千寿郎よ。

なーんて馬鹿な事を考えてる最中も千寿郎は私の胸元へ顔を寄せた。

千「んん…Aさん…すこし寝てても…いいですか?」

コテンと頭を傾けて上目遣い…上目遣い!?

「ちょ、千寿郎!私はここでは萌え死にする訳にはっ」

とアホみたいな事を言ってる私の言葉も聞こえないのか、船をこいでいる。

あ、でも話は聞こうとしてるのか。

睡魔と戦いながら頑張って起きている。

ああー可愛い。

これを起こしたら処される…

朝になるまでこのままにしとこ。

「千寿郎。ゆっくり休んでね。何が起きても私が守るから」

その言葉を聞き、安心したような笑顔を浮かべ眠りの世界へ落ちていった。

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- はい!気長に待ちます! (2019年10月8日 1時) (レス) id: 5c607c067f (このIDを非表示/違反報告)
なの星(プロフ) - 梟さん» ずっと煉獄さん出したかったんですけど、結局最後しか出せませんでした笑 早めに続編だせるように頑張ります!しばしお待ちを! (2019年10月7日 19時) (レス) id: 5608f88791 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編楽しみにしています!煉獄さん(兄)が出てきてくれてすごく嬉しいです!これからも頑張ってください!応援してます! (2019年10月7日 1時) (レス) id: 5c607c067f (このIDを非表示/違反報告)
なの星(プロフ) - まこさん» こちらこそすみませんでした!指摘する方も勇気がいると思うのでまこさんには感謝しかないです!良ければこれからもこの小説にお付き合いして頂ければ幸いです^^* (2019年10月6日 23時) (レス) id: 5608f88791 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - なの星さん» 丁寧な対応ありがとうございます。この作品が人気の理由が分かりました!お騒がせ致しました (2019年10月6日 20時) (レス) id: c392ad3879 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なの星 | 作成日時:2019年8月28日 20時

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