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第八章 ページ9

……どうしよう、迷ってしまった。

「この学校、凄く広いから、迷わないように気を付けてね〜!!」

と他の教師の方から言われたけど、まさか現実になるとは。

『次も、授業入っているのになぁ。どうしよう……。』

そう呟いたところで、解決策は見当たらない。

周りをキョロキョロとしていると、一人の男子生徒が近くを歩いていたので声をかけてみる。

『あのー、ごめんなさい……。』

チ「はい……って、すっ、杉原先生っ!!」

私の顔を見たその瞬間にチョロ松くんの顔はリンゴのように真っ赤。

……何かウブな男子高校生って感じで、

おそ松くんとはまた違ったかわいさだなぁ。

ってそんな事じゃなくって、ちゃんと聞かないと。

『あのね、チョロ松くん。急いでいるところ申し訳ないんだけど、

えーっと、2年4組までの行き方を教えてくれない?

ホントにごめん!!』

そう言って、顔の前に手を合わせたごめんなさいのポーズをする。

チ「……はいっ、僕も移動教室が近いんで、一緒に行きますっつ!!」

そうチョロ松くんはいうと、何か恥ずかしながらも2年4組まで連れてきてくれた。

チ「あっ、ここです。2年4組。

あのっ、せ、先生のさっきの授業分かりやすかったので、

じ……自信を持って、頑張って来てください……。」

下を向いてモジモジとしながらと言っている、チョロ松くん。恥ずかしいのかな?

それでも純粋にチョロ松くんの親切さに嬉しくなり、

『ありがとうね、チョロ松くん。

そういう気持ち本当にいいと思うよ!!じゃあね!!』

そう言って、授業をするため中に入った。

チ「……かわいすぎるでしょっ。今のは反則だってっつ……。」

次の授業中そんなことをチョロ松くんはずっと言い続けた挙句、

珍しく先生に怒られていたことを私は知る由もない。


みかタン

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設定タグ:おそ松さん , 学生松・逆ハー・恋愛 , 合作   
作品ジャンル:恋愛
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黒兎(プロフ) - マロンさん» ありがとうございます!三人で頑張って執筆いたしますので、これからもよろしくお願いします〜 (2017年2月2日 16時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - すごいです!面白いです!合作?頑張って下さい! (2017年1月31日 23時) (レス) id: bbaa515bc3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クリームにゃん&みかタン&黒兎 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年1月23日 0時

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