弱点◎Shogo.I ページ8
翔吾(24)×貴方(26)
翔吾side
昨日から彼女であるAさんが僕の家に泊りに来ていた
僕は雨の音で朝、目が覚めた
(ふぁ〜今日雨なんか……テンションあがらんな)
でも隣を見ると寝息をたててぐっすり寝ているAさんがいて一瞬で癒やされた
(相変わらず寝顔もかわええな…)
僕はひとまず朝ご飯の準備をするため、キッチンへ向かった
数分後──
ご飯を作り終わったから僕はAさんを起こしにベッドへ向かった
(雷の音すごいなぁ…)
向かったベッドを見ると、布団に丸まったAさんが見えた
翔吾「Aさーん?朝ご飯できたで」
A「………ちょっと待って…」
起きているのに、どうしたのか布団から出ようとしない
翔吾「何してるん?お腹でも痛いん?」
A「違う…」
ゴロゴロゴロゴロ──
まあまあ近くで雷が落ちた音がした
A「……ッ……」
(もしや、……)
翔吾「Aさん、もしかして雷怖いん?」
A「………こわく…ない……」
(いや、絶対雷に怯えてるやろ)
明らかに布団の中で震えているのが分かったから僕はAさんが丸まってる布団の上から抱きしめてあげた
翔吾「大丈夫やで……僕がそばにおるから」
A「しょ…ご……、…ぅ……」
翔吾「やっぱ怖いんやろ?」
A「実は……小さい頃1人で留守番してたときに、雷落ちて停電して、暗闇の中何時間も1人でいた事があって…それから怖くて……」
翔吾「そっか……今は僕がちゃんとそばにおるから…安心しぃや」
A「ん……ありが…とう」
Aさんは普段、あんまり弱みを見せない人だから弱点なんてないと思ってたけど、こういう一面も見れてちょっと嬉しかった
少しすると雷はおさまった
翔吾「雷おさまったな…Aさん、もう大丈夫?」
A「うん、」
翔吾「良かった〜あ、朝ご飯…冷えてしもた…温めなおさんと」
A「…ねぇ、翔吾」
呼ばれてAさんの方を向くと、頬にチュッとキスをされた
翔吾「えっ?」
A「…さっき一緒にいてくれたから、その…お返し//」
(なんでそんな顔赤くしながら言うんや……可愛すぎやろ)
翔吾「…ごめんAさん…朝ご飯より、Aさんの事先に食べたくなってしもたわ」
A「なっ…」
そのまま僕はAさんをベットに押し倒し、たくさん愛したのであった___
fin*
…………
関西弁間違ってたらすみませんbyドール
看病(1)◎Riku.A→←彼の本性(2)◎Hokuto.Y
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作者名:ドール | 作成日時:2020年5月16日 19時