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彼の本性(2)◎Hokuto.Y ページ7
…………
無言のままの吉野さんについていくと、そこは誰もいない給湯室だった
A「…あ、あの〜、吉野さん？」
北人「……………」
A「怒って…ますよ…ね？私、何かしました？」
北人「……Aはさ、自分が可愛い事に気づいてないでしょ」
A「へ？」
北人「あんな可愛い笑顔見せられたら誰でも惚れるから」
(…もしかして…嫉妬？)
A「吉野さん、もしかして…嫉妬したんですか…？」
北人「なっ……そうだったら悪いかよ…」
A「ふっ、可愛いですね」
北人「うるさいな…そんな事、俺に言っていいと思ってんの？」
そう言うと、吉野さんが私を壁に追いやりキスをしてきた
A「んっ……ッ…ちょっ…ん…ここ、会社ですよ///」
北人「知ってる」
A「付き合ってるのバレます」
北人「別にバレてもいいし、隠してるわけでもないんだし」
A「………」
北人「なんなら、オフィスで見せつけてもいいんだよ？」
A「…それは、私が無理なのでやめてください」
北人「ははっ、冗談だよ」
A「…冗談に聞こえませんよ」
北人「ん〜まあ、また俺が妬くような事したら、…本当にやっちゃうかもね」
A「そんなっ…」
北人「…Aは俺だけ見てればいいんだよ」
そう耳元で言うと、機嫌が治ったのか吉野さんはオフィスに戻っていった
爽やかそうに見えるけど、実は独占欲強い腹黒な人だなんて私しか知らない＿＿＿＿＿＿
fin*
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作者名：ドール | 作成日時：2020年5月16日 19時
