想いの先は…side.ITSUKI(1) ページ23
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俺にはずっと好きな人がいた
その子は、幼馴染である翔平の友人で初めて会った時からいいなって思っていた
でも、そのときは告白する勇気がなく、ダンスにも集中したかったからこの想いは伝えずにいた
そして月日が経ち、俺と翔平はTHE RAMPAGE候補生として活動する事が決まり上京する事が決まった
翔平は俺がAちゃんの事好きだって気づいてたみたいで『告白しなよ』と言ってきたが結局想いを伝えずに上京することになった
それから俺はダンスに集中してるのもあり、恋愛の事は考えなくなった
そこでAちゃんの事も忘れたと思っていた
またそれから時間が経ち、俺達はTHE RAMPAGEとしてデビューする事が決まった
デビュー後、俺はドラマにも出てたくさんの出会いがあった
その分色々な女の人から声をかけられたしアプローチもされた
でも、その度思い出すのはAちゃんの事だった
(なんでAちゃんの事……もう、忘れたと思ってたのに…俺も相当引きずってるんだな……)
それから来るもの拒まず去るもの追わずで色々な人と付き合った…身体も重ねた…
けど、気持ちまでは満たされなかった……
そんなとき、Aちゃんが上京してくるから一緒に飲もうと翔平から誘われたのだった__
………………………
翔平と予約したお店に行くとまだAちゃんは来てなかった
数分後、個室のドアが開くとそこにはAちゃんが立っていた
久しぶりにAちゃんを見ると大人っぽくなって、髪も伸びて、素敵な女性になっていた
Aちゃんを見てるとドキドキが止まらなかった
(やっぱり俺………)
このドキドキを紛らわすためにいつもより早いペースでお酒を飲んだ
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作者名:ドール | 作成日時:2020年5月16日 19時