想いの先は…(2)◎Itsuki.F ページ22
数分後……
いい感じにみんなお酒が回ってきて話題は恋バナになっていた
樹「Aちゃんは今彼氏とかいるの?」
A「あ、…えーっと…いない」
樹「そっか〜」
翔平「相変わらずだなAは」
A「そういうしょへこそど〜せいないんでしょ?」
翔平「それが実はですねぇ、いるんですよねぇ」
A「は?!まじで…うわぁ…しょへに負けた…泣く…」
翔平「はっはっは〜私に勝とうなんて100年早いわぁ〜」
樹「…Aちゃんはいい子だからすぐいい人見つかるよ」
何気ない一言がとても嬉しかったし、辛くもあった…
翔平「俺らと離れてから誰かと付き合ったりは全く無いの?」
A「それがね〜ないのよね……まぁ色々あって…えっと…樹くんは、その…いるの?」
樹「まぁ……いるかな」
A「……あ、そっか、ははっ、そうだよね〜樹くんかっこいいし、そりゃいるよね…」
ホントは嘘だと言ってほしかった…
なぜあのとき想いを伝えなかったのかと今になって後悔した
(ごめん、もう笑えないや)
弱気になったとたん涙が止まらなくなった
翔平「A?え、どうした?」
A「ちがう…ごめん…目にゴミが入っただけだから…ちょっと、お手洗い行ってくるね…」
そう嘘をついて私はお手洗いの方へ向かった
想いが過去に変わってゆく気がした…寂しい……辛い……
(これが…失恋…なのかな)
でもこれから出会うすべての人を君に重ねてしまいそうで…それが一番怖かった___
to be continued…?
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作者名:ドール | 作成日時:2020年5月16日 19時