悪くない◎Makoto.H ページ2
慎(21)×貴方(20)
慎side
今日、俺の家に可愛い彼女が泊まりに来ている
Aは1つ下だけど俺よりしっかりしてて、普段あまり弱みを見せない
夜中、ふと目が覚めて隣を見ると、Aがうなされて涙を流していた
A「…っ…ぃやだ…」
俺の前であまり泣いた事がなかったから正直びっくりした
あまりにも苦しそうにしてたから、俺はAをゆすって起こしたあげた
慎「A？」
A「…っは…ぁ…ま…こと…さん…」
慎「うなされて、泣いてたけど…大丈夫？」
すると、いきなり抱きついてきた
慎「どうした、いつもは自分からこないくせに」
A「慎さん、…離れていかないで」
慎「…え？」
A「夢で…慎さんが他の女の人連れてきて、"お前なんていらない"って言って…いなくなって………」
慎「夢の中の俺、最低じゃん………俺は絶対に離れないから大丈夫」
俺は、さらにAを強く抱きしめ返した
A「ほんと…？」
慎「ほんと。俺からは絶対離れていかない、だってA以外考えらんないし」
A「そっか…私も…その…好き…です…」
そう言って、Aは俺の首元に顔をうずめてきた
慎「今日は甘えたさんだね」
A「だめ…ですかね…」
慎「だめじゃない、いつも甘えてこないからむしろ嬉しい」
顔が隠れて見えなかったが、照れてるのは分かった
慎「…ふふ、可愛い」
A「も、もう寝ます」
慎「えー、もっと甘えていいんだよ？」
A「…遠慮しときます」
慎「残念。あ、じゃあもう悪い夢見ないようにおまじないかけてあげる」
A「え？」
俺は顔をあげたAの頬に手を当てて、唇に触れるだけのキスをおとした
A「んっ……なっ、」
慎「まだ、慣れないの？…まあ、そういうとこも可愛いんだけど」
A「………可愛い可愛い言わないでください…恥ずかしい…」
慎「Aが可愛いからしょうがないじゃん」
A「何言っても慎さんには勝てそうにないです」
慎「ふふ、まあ俺の方が年上だしね、一応」
そうして、Aが眠りにつくまで頭を撫でてあげた
こういう日も悪くない＿＿＿
fin*
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作者名：ドール | 作成日時：2020年5月16日 19時
