第53話 ページ13
From 主人公の家
主人公side
???「あれ〜〜もしかして海司?」
そう言った人は時々アパートですれ違う、とても綺麗で大人なっぽい人だった
海司「…………まだここに住んでたんですね…こはくさん……」
「……………海司の知り合い…??」
海司「まぁね……」
(前、家まで送ってくれたときに、何か隠してるな〜とは思ったけど、この事だったのか)
こはく「ひさしぶりね〜一段と男前になって!」
海司「…あざっす」
こはく「なに?彼女さん?」
海司「いや……えっと……」
「ただの友人ですよ!あの〜貴方は海司とはどういったご関係で…?」
こはく「そうね、一言で言うなら……"海司の初めてを奪った相手"…かな?」
(え、それって……………)
海司「こはくさん!変な言い方しないでください……Aちゃんに隠すのも嫌だから言うけど、俺にとっての最初の彼女…」
(最初の……彼女さん………………)
なんだか胸が締め付けられた気がした………でもそれが何故なのか、その時の私には理解できなかった……
「……あ〜そうだったんですね(笑)時々すれ違いますよね?綺麗な人だな〜って思ってたんですよ」
こはく「ありがとう!そう言ってくれて嬉しいわ〜あ、自己紹介がまだだったわね!私の名前は影白(かげしろ)こはく、今大学生なの」
「あ、私は成宮Aっていいます、大学生なんですね、大人っぽい人だな〜とも思ってたんですよ」
海司「…………じゃあ、Aちゃん俺帰るね、明日楽しんで」
「あ、うん!ほんとありがとね」
そうして、海司は帰っていった
が………………
こはく「あなたが、Aさんだったのね…………なるほど……そういう事ね」
(すごい見られてるけど、何かあるのかな……?)
「あ、あの〜」
こはく「………確かに、私はあらゆる海司の初めてを奪った……けど、貴方には勝てなかったわ……海司をよろしくね」
「え?あ…はい……(??)」
こはく「じゃあ、私もこれで」
(海司の初めての人か……いま大学生ってことは年上と付き合ってたのか………初めて……の相手……いや、ダメだ…忘れて明日のこと考えよ…)
そうして私は明日の準備をするために部屋へ戻った
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ドール(プロフ) - 吉 野 み ゆさん» みゆ様コメントありがとうございます!これからも更新の方頑張りますので楽しみにしていただければと思います!! (2020年4月21日 23時) (レス) id: 0ec39358ff (このIDを非表示/違反報告)
吉 野 み ゆ - 更新めっちゃ気になります (2020年4月21日 17時) (レス) id: 9f418f690e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ドール | 作成日時:2020年4月16日 7時